ビューティー&ヘルス 突然肩が痛み、腕を動かすことができなくなりました。まさか四十肩? 私は30代なのに、そんなはずないですよね?M.Sさん(31歳 会社事務)

A実は「四十肩」「五十肩」は「肩関節周炎」と言われ、その症状は30代でも発症することがあります。荷物の持ち方や姿勢の悪さが引き金になることも。なってしまったら安静にすること! 動くようになったらリハビリも大切です。

0225youtu4「肩の関節が痛い」「肩が動かない」などの悩みはいわゆる「四十肩」「五十肩」と呼ばれているものかもしれません。40代~50代でなる人が多いため「四十肩」「五十肩」と言われていますが、最近では若くてもなる人が多いんですよ。
「四十肩」「五十肩」は、別名「肩関節周炎」と言われていて、肩の関節を構成する部分に炎症が起きるため、肩の痛みと腕の可動範囲制限(動かなくなる)が起こるのです。

四十肩・五十肩(肩関節周炎)は荷物の持ち方が原因でなることも

肩は腕が大きく動かせるように骨と骨の結びつきが弱く、骨の周りは、肩関節を構成する部分(滑液や滑液包)で守られているのです。「肩関節周炎」は、関節自体よりその周囲の滑液や滑液包部分が傷付いたことによって起こる症状。その原因には老化現象、肩の使い過ぎ、無理な負担、そして悪い姿勢など、いろいろ考えられます。若い人の場合、例えばちょっと重い荷物を運ぼうとしただけでも発症することがあります。

では、四十肩・五十肩(肩関節周炎)にならない予防法を考えてみましょう。

予防法1:荷物を持つときは下から抱えるようにしよう!
0225youtu2重い荷物を運ぶとき、手のひらを下(ネコ手)にして持ち上げていませんか? 実は荷物の上にある持ち手をネコ手で持ち上げるのは×。荷物は“手の平を上にして持つ=抱えるように持つ”のが負担が少ない方法なのです。

ここで一度その場で腕をあげてみてください。手の平を上にした状態で腕を持ち上げると肩の可動範囲は広くなります。逆に手の平を下を下にしたまま腕をあげようとするとスムーズにあがらないのです。スムーズにあがらない腕をあげようとすると、無理な負担がかかり、障害が起こってしまうのです。

予防法2:姿勢を正して、肩こりなどは早めに改善を!
腕を動かす時にとても関係が大きいのが肩甲骨です。肩甲骨がスムーズに動かないと肩への負担が増えてしまうのです。この肩甲骨は肩こりや肩の巻き込み(猫背)があると動きにくくなるため、日頃から姿勢は正し、肩こりは早期に改善しておくことが大切なのです。

四十肩・五十肩(肩関節周炎)になったら1か月は安静に!

肩の痛みを感じたらまずは応急処置。冷やす&安静にする「RICEの処置」を行うといいでしょう。そしてできるだけすぐに受診をおすすめします。

四十肩・五十肩(肩関節周炎)の治る過程には、痛みが激しい「疼痛期(とうつうき)」とその後のリハビリ期間「拘縮期(こうしゅくき)」があります。疼痛期は約1か月程度で、基本的には安静にしておくことが大切です。また痛み発生直後の3日~1週間は冷やすのも効果的です。

拘縮期はその人の症状によって期間が異なり、3か月という人もいれば2年かかったという人もいます。この期間はリハビリをすることで日常の動作に戻す大切な時期なのです。キズは治ると癒着(くっつき)が起き、動かしにくくなります。そこで徐々に動かす練習を行い、元通りの状態まで戻していくのがポイントです。なお、この疼痛期から拘縮期への移行時期を間違えたり、リハビリ方法を間違えると悪化する可能性があります。自己判断で行うのではなく、やはり受診して正しいやり方を教えてもらうことが重要です。

▼次ページで、四十肩・五十肩(肩関節周炎)予防エクササイズをお教えします!

1 2