応急処置の“RICE”の処置法で安静を心がけて!
捻挫、打撲など、スポーツでよく起こるケガに対応できる応急処置法がRICEの処置法。痛みや腫れがひどくなるのを防ぎ、治りも早くなると言われています。ただしこれはあくまでも応急処置であり治療ではないので、受診することが大前提。自分の判断で行うと悪化する可能性があるので危険です。また、冷やしすぎ、圧迫しすぎなど、RICEのやりすぎにも注意! あくまでも応急処置です。
STEP1>R:Rest(安静)
ケガをしたときは無理に動かしたり、体重をかけないように、とにかく患部を動かさないように、安静を心がけましょう。自分がラクな姿勢を見つけるといいでしょう。
STEP2>I:Ice(冷却)
痛みを軽くし、内出血や炎症を抑えるために、患部やその周りを氷で冷やしましょう。冷やしすぎによる凍傷に注意。直接氷をあてずに、タオルで包むなどの工夫を心がけてください。
STEP3>C:Compression(圧迫)
出血や腫れを防ぐために圧迫をしましょう。腰など圧迫しにくい場所にはサポーターやコルセットを使うのがおすすめ。一般的な応急処置の場合は、患部にパッドなどをあてて弾性包帯やテープで強く巻く方法があります。ただし圧迫しすぎに注意。 圧迫している部位から先の手、足の指の色や感覚をチェックして圧迫の強さを確認しましょう。
STEP4>E:Elevation(挙上)
患部を持ち上げる処置。ケガをしたところを、できるだけ自分の心臓よりも高い所に持ち上げ、内出血を防ぎ、痛みを軽減させます。クッションやまくら、椅子など、手頃な高さのものを探して患部を乗せておきましょう。