コラム トラウマとなった「バリウム検査」の黒歴史…。見事塗り替えた人間ドックでのある出来事【前編】

良いことも悪いことも、人生、迷うことばかり。そんな他愛もない日常をゆるゆると綴ったアルム詔子の「日日是迷走」。

今回は、久しぶりに受診した「人間ドック」について。

じつは、ワタクシ、アルム詔子…かなりの「圧」が強い雰囲気の割に、信じられないほどの臆病な性格…いわゆる「隠れチキン」なのである。

そんな私が最も恐れる場所が「病院」だ。

今回は、過去のトラウマを見事に払拭させた、とある病院での「人間ドック」の検査について。チキンなアラフォー女性を救った出来事とは…?

健康診断って、日常生活の成績表みたいなもの?

どうして健康診断の日が近付くと、こんなにも憂鬱になるのだろう。「マリッジブルー」ならぬ「健診ブルー」である。

何も、これは今に始まったことではない。振り返れば、小学校や中学校のときから健康診断前には、毎回「ブルー」が訪れていた。ただ、その理由は年齢を重ねるごとに変化している。

まず、今も昔も変わらず気になるのは「体重測定」だ。私の場合、元々が華奢でない体格の上に、甘いもの好きというコトもあって、BMI25の標準体重ギリギリが万年指定席となる。考えたくもないが、万が一、断食必死の即席ダイエットに失敗すれば、簡単に「標準体重」ラインを飛び越え、大ホームランとなるのである。

もちろん、失敗した年は悔しさに打ち震えながら、「BMI25圏内」へのカムバックを固く心に誓うのだが。いわゆる喉元過ぎれば…というヤツである。殊勝な気持ちなどすっかり忘れ、暴飲暴食にいそしんでしまうのだ。

他方、そんな単純な理由だけで終わらないのが、近年の私。

年齢と共に検査項目が追加され、それと比例して自分の身体のあちこちで「故障」が判明することも多くなった。この時ばかりは、「体重」で悩んでいた自分がいかに幸せだったかを実感する。まさに現実逃避できない「身体の危機」に直面して、顔面蒼白となることも。どうか今年は何も引っ掛かりませんようにと、願うばかりなのである。

こうして、いつの間にやら複雑化した「健診ブルー」たち。

今回も、お約束通りに私の脳内に出現した。久しぶりの健康診断を受けるとあって、ブルーの種類の多さに自分でも驚いた。「体重測定」に「思わぬ身体の故障」…「検便の保管問題」に、そして「バリウム」…。

うん?「バリウム」?

何だ…これ?

そうか。

すっかり忘れていたが、数年前に一際大きな「健診ブルー」の原因となる出来事があったのだ。

その出来事とは…。

私を大パニックに陥れた「バリウム検査」である。

できる限り「病院」には行かずに生きていきたい…。
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