「本人には知らせていませんが、夫が原因の不妊問題がわかってからは、これから二人で生きていかなくてはならない可能性があることを痛感しました。それからは、きちんと資産を作るために頑張ってきたのです。心のつながりがあるから、夫婦関係がなくてもとても満足しています。そもそも夫は仕事にエネルギーを注ぐところもあり、浮気をしないとは思うのですが、なんか胸騒ぎがするんですよね……」
女性側のその胸騒ぎは、当たることが多いです。
「こうして私がここにいるのは、大学時代の同級生から『朋子のダンナ、いつもうちの駅で誰か待っているんだけど』と目撃情報が入ったからです。私達は豊洲のマンションに住んでいて、会社も都心にあります。彼女の住むエリアには仕事で行くことなんてほとんどない。でも、彼女は『あんな地味イケメンは目立つからすぐわかるよ』と笑うのです。その街には大きな病院があるから、彼の親類などが入院しているのかと思ったのですが、何も聞かずにここに来ました」
それは大正解。パートナーから詮索するようなことを言われて、警戒する人は多いからです。
「あとは、リビングでPCを開くことなんてほとんどなかったのに、最近は収支報告書みたいなのを作っていたりするんです。夫の今の部署に、その内容のパワポを作る必要性は全くない。それなのに、事業計画書みたいなものをいじっていたりするんです。もしかしたら副業をしているのかも……というのも、夫の実家は資産家なのですが、不動産がその大部分。義母が急に入院することになり、その費用をうちが立て替えたんですよね」
ほかに最近変わったことがないかを伺いました。
「夫が結婚前に使っていたメインバンクの口座があるのですが、そこの残金8000円が、最近、引き出されていたんです。6年間、まったく使われていないのに、そこに目を付けて金を引き出すって、浮気か博打かですよね。私、怖いんです。夫がギャンブルにのめり込み、すべてを失う可能性だってあります。浮気も考えていましたが、ホントに怖いのは、ギャンブルかもしれません」

旦那様は緊張すると汗をかく体質だという。
※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に書き換えています。
浮気なのか、ギャンブル再燃なのか?夫の行動の変化は、ほかにも“ハンカチ”に表れていた!?~その2~に続きます。