コラム 【浮気事件簿】「働くな」というセレブ夫に応えて専業主婦10年、流産をきっかけに復讐の炎が燃える~その1~

桜子さんの旦那様の発言は、あきらかなモラルハラスメントです。

「流産してから、夫は私に優しくしてくれるようになったのですが、事あるごとに『仕事というのは責任を全うすること。よかったね、専業主婦で』などと言うようになったのです。それって、流産のことを言っていますよね。ホントにそれが辛い。その時に復讐してやろうと思ったんです」

そう話しながら、涙を流す桜子さん。他人から見ればセレブ夫婦で、仲がよく見えても、本人だけにしかわからない苦しみはあります。

「先日、新作のアイテムがないかと新宿のデパートをブラブラしていたら、大学の同級生とばったり会ったんです。彼女はビシッとスーツを着て、1分1秒を争うように総菜を買い込んで『桜子、久しぶり!また会いたいね。子供の迎えがあるから、また!』と会社の名刺を私にビシッと渡し、風のように去って行ったんです。その様子がとてもうらやましくて……いろんな人から求められる人生になりたいと思って、夫に内緒で就活をすることにしたんです」

正社員募集のみ、100社受けて90社落とされ、9社は返事すらもらえなかったといいます。

「今日、やっと内定通知をもらい、小さな会社ですが晴れて正社員になりました。これで夫と離婚したいと思います。でも、夫は絶対に離婚に応じない。夫の実家も反対するでしょう。でも、私は独立したいのです。離婚の理由がないなら、作ってしまえばいいのです。私の予想では、おそらく夫には彼女がいます。その証拠を押さえていただいて、離婚の切り札にしたいのです。これがあれば慰謝料もガッポリもらえるし、あの私をバカにしていた義母もギャフンと言うはずです」

桜子さんが「夫が浮気している」と言い切る根拠は、財布の中の避妊具。

「チェックするたびにメーカーが変わっているし、下着の状態がいつもと違うことがありました。妻の勘として、絶対に何かある。明日にでも調べてください」

夫は悪気がないどころか、妻に助言をしている気持ちで、妻を差別するようなことを言い続けた。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

妻は家庭に閉じ込め、自分は奔放な生活を楽しんでいる夫に妻の怒りが爆発……~その2~に続きます。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/