コラム 【浮気事件簿】「働くな」というセレブ夫に応えて専業主婦10年、流産をきっかけに復讐の炎が燃える~その2~

2人をタクシーに乗せて、旦那様は町をブラブラ歩き始め、コリドー街の方に向かいます。途中でコンビニに立ち寄り、避妊具を購入。かなり目立っていました。

チェーンの喫茶店の前で、ボーッと待っている様子の旦那様。すると、中から胸部分が大きく空いた黒いワンピース姿の40代後半くらいの女性が出てきました。胸の谷間が深く、目のやり場に困ります。

2人は目で合図して、女性はタクシーへ、そして次のタクシーに旦那様が載ります。私たちもその次のタクシーに慌てて乗りました。

女性を乗せたタクシーは田町方面に向かい、比較的新しいマンションの前で停車。女性は中に入っていきます。

旦那様を乗せたタクシーは2軒隣のマンションの前で止まり、少し時間をおいてから、旦那様は中に入っていきました。明らかに尾行者を警戒しています。

それから2時間後、すっきりした顔をしネクタイを外した旦那様が出てきて、タクシーで自宅に帰ってきました。私たちは目で合図した待ち合わせなど、一連の様子を動画で撮影しています。それに避妊具が男女の関係を物語っており、浮気の証拠として使えるでしょう。

2回目の調査も同様に会社からスタート。この日、旦那様は渋谷のラブホテル街に直行。前回と同様、カフェの前で立っていると女性がお店の中から出てきて、すーっと待ち合わせ、食事も行かず早い時間にホテルに入ります。この日の相手は30代後半くらいの、薄幸そうな女性でした。この女性もとても胸が大きかったです。

これはラブホテルなので、証拠としても有効。“入り”と“出”を押さえました。

旦那様は、絶対に浮気が誰かにバレないように慎重に進めているのが伝わりましたが、探偵を警戒しているのではなさそうです。

女性は所沢の一戸建て住宅に帰宅。子供用の自転車があったので、おそらくW不倫でしょう。

以上、2日間の調査を依頼者・桜子さんに報告すると「ィヤッホー!」と快哉し、小躍り。「アタシを家に閉じ込めて、何やってんだ、バカ!」と、最初にお会いした時の上品な雰囲気はどこにもありませんでした。

「ついでだから、コイツらの正体が何者か調べてください」と桜子さん。

後日調べると、女性たちは旦那様の会社の社員でした。バストが大きな品川の女性は独身で、旦那様と定期的に会っており、15年以上恋人関係にあることがわかりました。

薄幸そうな女性は、5歳の息子がいる既婚者。社内結婚をしており、もしこのことが露呈したら大スキャンダルになりそうでした。

上昇志向が強い旦那様が異常に警戒していたのは、探偵の目ではなく、同じ会社の人に見られることだったのです。

その後、離婚が決まりカウンセリングルームにいらっしゃった桜子さんは、赤いボーダーシャツと、目が覚めるような青のパンツ、白のパンプスを履いており、“自由”というシンボルがあるフランス国旗のようでした。

「あ~うれしい。慰謝料も財産分与分も、女たちからの慰謝料も合わせると数千万円もらえることになりました。しかも、この調査費用もバカダンナ持ち。ジジイ、ババアも顔真っ赤にしてうつむいてんの。弁護士もすごいですが、証拠もすごいですね」

これから正社員としてバリバリ働き、キャリアの構築を目指すとのことです。

今回の調査費用は50万円です。

出世欲が強く、実績を積み上げてきている男性の足元のすくうのは、女性とお金。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

賢人のまとめ

上昇志向の強い男性が浮気をするときは、証拠を残さないように慎重になります。決定的な証拠を得るためには、プロの手を借りるのもひとつの方法です。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/