コラム 【浮気事件簿】手塩にかけて育てた夫をとられてなるものか!やり手社長妻の執念の行方~その2~

電車の車内で彼が見ているスマホを撮影。画面にあったのは「今行く」というスタンプ。それに対して、ハートのスタンプが送られてきます。

京急のある駅で下車すると、改札で待っていたのは、20代前半と思しきロングヘアのほっそりした女性。レースやフリルが付いた、化繊素材のピンク色のワンピースを着ていて、かわいらしい印象ですが、どこか怖いところがあります。依頼者・真奈さんと真逆のタイプだと言えましょう。

おそらく、この女性が依頼者・真奈さんの会社にゴミを撒いた女性だと思われます。彼女は、旦那様が持っていた保冷バッグをひったくるように奪い、開封。あたりはばからず「きゃ~うれしい~」と大興奮。中に入っているのは、旦那様が買ってきたのでしょう、タピオカミルクティーでした。すぐさまストローを刺して飲みながら、近くの古いファミリータイプのマンションに歩いていきました。

待っていると、2時間後手をつないでラブラブの様子で出てきました。かなりいちゃいちゃしつつ、ある保育園の前で女性は旦那様とはバイバイ。私は女性を、ペアの探偵は旦那様を追います。

女性は4歳くらいの女の子を迎えに行き、一緒に家に帰っていきました。家の外には男性用の傘がかかっていたので、おそらく結婚しているのでしょう。

旦那様はその後、自宅に戻る電車の中で、空港のラウンジのカレーの写真を送信。「今から帰るね。夕飯楽しみだからカレーは少なめにするニャン」と依頼者・真奈さんに送信していました。

報告時、真奈さんは、「なんなの、この男は!」と激怒。美しい真奈さんが真っ赤な顔をして怒っている様子は、迫力がありました。

ひとしきり怒った後に「なんというか、これはどうしたものか……。この女、自宅不倫してるってことですよね。だらしない。夫は基本的に思慮の浅い人は嫌いなので、少なくともあと3回くらいの逢瀬で、飽きると思います。でも、この女が私に対して攻撃したことが許せない。でも、女に対してだけ訴訟すると、この女は離婚され、夫に頼ってきて、そのままズブズブの関係になるのは目に見えています。バカな子ほどかわいいと言うけれど、母の気持ちになって、夫を見守るか……悩ましいところですね。私の会社を知られているので、あまりことを荒立てたくない。まあ、相手にも家族がいますから、ゴミを撒く以上の変なことはしないでしょうけれど……」

結局、真奈さんは旦那様に証拠を突き付け、家を出ます。LINEもSNSもすべてブロックしたとのこと。

「翌日、自宅のリビングに監視カメラをつけて、私はホテル暮らしに入りました。それから1週間、夫は毎日朝ごはんを私の分まで用意して、泣きながら食べているんです。あと1週間、それを続けたら、戻ってやろうと思います」

その後、結局1か月間ホテル暮らしをしている間、旦那様は毎朝、真奈さんの分も食事を用意して、話しかけていたそうです。その後、真奈さんは家に戻り、夫婦での生活を再開。その後、妊娠したとの連絡をいただきました。

「とにかく事実を明るみにしてよかったです。夫もあれ以来、浮気をしなくなりました」

今回の調査費用は、30万円です。

ブームのスイーツをねだる女性に、弱い男性は多い。理由は、女性から頼られ、喜ばれることで満たされるから。

 

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

賢人のまとめ

浮気相手からの嫌がらせなどで、浮気が発覚するケースが増えていますが、その場合は慎重に対応した方がよいほうがが多いです。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/