コラム 【浮気事件簿】コーヒースタンドの癒し系人気店長が手を出した、太客との浮気~その2~

金沢駅で下車すると、誰かを探しています。旅館の名前が入ったボードを持った送迎の方と合流し、お迎えのクルマに乗りこみます。検索すると、有名な温泉旅館。すぐに私たちも予約を取り、タクシーで旅館に直行。すると、ロビーでチェックインしている旦那様カップルに遭遇。部屋の特定ができました。

館内での様子を撮影できるチャンスを狙っていましたが、食事が売りの旅館で夜は部屋食。さらに旦那様と女性が宿泊している部屋には、客室に露天風呂が付いているタイプです。2人でイチャイチャ歩いているところを撮影すべく狙っていたのですが、それは厳しそうです。

しかし、大浴場に来るチャンスはあるので、見張りを続行。不倫カップルというのは、旅先で親密な行動をとる傾向があります。誰かに見られる心配がないから、解放されるのでしょう。

予想通り、2人はべったりとくっつきながら、部屋から出てきました。向かったところは、貸切風呂。部屋にお風呂があるのに、なぜ貸切風呂に入るのかと思いましたが、撮影を続行。外から録音したところ、男女関係に及んでいる声をしっかりと録音できました。

さらに、旦那様はお風呂で激しい運動をしたためにのぼせたらしく、旅館のスタッフを呼ぶ事態に。男性の探偵はたまたま居合わせた体で、介抱をお手伝い。部屋に運んだ時に、女性の勤務先らしい社名が入っている封筒をチェック。

その会社を検索すると、旦那様が店長を務めるコーヒースタンドの近くにある、輸入関連の会社でした。会社概要を見ると、役員に女性の名前があります。その名前を検索すると、女性の顔がヒット。どう見ても30代そこそこにしか見えない、激しく加工した若作り写真がアップされていました。

チェックアウト後は、有名な美術館をいちゃいちゃしながら散策。陶器店を巡ったり、茶屋街を散歩して、夕方には帰りの新幹線に乗っていました。2日目の女性は、普通のワンピース姿で、とても品がよく素敵なマダムという感じでした。

これを依頼者・瑞恵さんに報告したところ、「あ、相手はこの人ですか」と驚いた様子。

「この人は、夫のファンクラブの会長みたいな方です。確かすごいお金持ちなはず。夫はこのオバハンと付き合って、何がしたいんだろう……お金を出してもらって、店でも開くのかな?でも、この女性は結婚していたはずなんですけどね。どこがよかったのかな……。結婚してから『僕のこと、好き?』と何回も聞かれて、最初は答えていたんだけど、最近はめんどくさくなって、全然ケアしていませんでした」

瑞恵さんは、ある程度諦めていたのか、旦那様への愛情が薄いのか、比較的淡々と報告書の写真を見て「効率よく証拠が得られてよかったです」と語っていました。

不倫カップルの定番の旅先は温泉。東京からだと、熱海や伊豆に向かう人々が多い。最近は金沢も人気が高い。

今回の調査費用は、30万円です。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/