コラム 【浮気事件簿】ジョギングに行っているはずなのに、シューズの底は擦り減らない……旦那様は不倫中~その2~

アパートの階段の下まで旦那様を見送り、駆け上がる彼女。旦那様は楽しそうに笑って、アパートのバルコニーの下に立ちます。

すると、彼女が出てきて「ロミオ、どうしてあなたはロミオなの」といたずらっぽく言い、「愛してる!」と投げキッス。

旦那様は、「ジュリエット、愛しているよ!」と言い、自転車に乗って自宅に帰ろうとします。

すると彼女は「帰って欲しくない」と比較的大きな声で言い、泣き出しました。この姿に、旦那様は感極まった様子。これは一波乱あると思い、暗闇での撮影に強い一眼レフに、望遠レンズを装着。曲がり角に身を隠しながら構えます。案の定、彼女は階段を下りてきて、自転車の旦那様に駆け寄ります。その後、抱き合ってキス。この様子をばっちり撮れました。

アパートの目の前は家庭菜園。化学肥料のような臭いが漂っていますし、蚊の襲来も激しい。1階の住人の洗濯物なのでしょうか、暗闇でステテコが揺れています。生活感あふれる場所ですが、恋する2人の目に入っていない様子。

依頼者・美穂子さんに報告したところ「あ~、やっていましたか」と、へなへなと床にへたり込んでしまっていました。

「本当に悲しいと涙も出ないんですね……。この女性は、おそらく夫の後輩でしょう」と、真っ青な顔をして、帰って行かれました。

その翌日、美穂子さんから連絡があり、彼女の正体がわかったそうです。

「彼女は関連会社の社員で、夫が技術指導をしていた女性。埼玉県の実家に住んでいたのに、1か月前に、ウチの近くに引っ越してきたみたいです。そこに、まさか夫が通っているとは……」

その後、美穂子さんは旦那様によそよそしい態度を貫き、ちょっとした口論を仕掛けてきても無視。

最低限のコミュニケーションを続けていたところ、旦那様から「こんな夫婦生活は間違っている。離婚しよう」と言われたそうです。

「もう、心の整理ができていたので、『いいよ』と言ったら、『ホントにいいのか?俺と別れて美穂子は平気なのか?』と悲しそうな顔をしてくる。『離婚したければ、そうしようよ』と言ったら夫は『嫌だ!』と泣き始めました。自分で離婚したいと言っときながら、嫌だと言うってバカじゃないのと思い、そのまま家を出て、近くのビジネスホテルに宿泊。朝までにLINEが100通くらい来ていて、キモいな……と思うように。ただ、正直、離婚は迷っていて、これからどうすればいいかじっくり考えていこうと思っています」

今回の調査費用は10万円です。

調査は真夏に行なわれており、蚊と暑さと肥料臭いが激しい日だったが、恋愛は盛り上がっていた。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

賢人のまとめ

ジョギングのみならず、深夜のスポーツジム通いなどからも、浮気がわかるケースが増えています。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/