コラム 【浮気事件簿】生活苦とスマホ育児……モラハラ夫が豹変した背景にあった女の影~その2~

彼女と別れた後の旦那様を追うと、新宿の雑居ビルにあるスナックに入っていきました。一見客にも入りやすい店でしたが、私は外で待機。そうこうしているうちに、ペアの探偵も新百合ヶ丘から戻ってきて、尾行を続行。

深夜0時10分に旦那様は店員の女性と思しき女性と出てきて、大久保の路地裏にある廃墟のようなラブホテルに入っていき、1時間ほどで出てきました。女性には1万円ほどでしょうか、タクシー代を渡していました。

一連の報告を依頼者・美奈さんにすると、「あ~、やっぱり」と苦笑していました。

「妻子に渡す生活費をあそこまで切り詰めたら、お金は浮きますよね。そのお金でこんなことしていたんだ……。これは離婚です。とりあえず、パート仲間が居候させてくれると言うので、しばらくそこに住まわせてもらいます。そこでお金を貯めて、娘と2人で自活する道を探さなきゃ。きっと、夫に会ったらまた支配されてしまうので、弁護士さんを頼んで、交渉してもらおうと思います」

美奈さんは、最初にお会いした時のおどおどした感じが少なくなり、新たな第一歩を踏み出す気魄に満ちていました。

その後、旦那様とは離婚の交渉をしながら、旦那様の浮気相手の女性からも慰謝料と口止め料の150万円を受け取ります。浮気相手の女性は、旦那様の前職での部下だったそうです。

結局、旦那様からは慰謝料300万円と養育費を毎月6万円を受け取ることで離婚。

「夫は最後の最後まで強気だったのですが、証拠となる動画の核心部分について弁護士さんに話してもらうと、観念したようでした。モラハラ男との離婚は、ひとりではできませんね。私、すっかり自信を喪失していたのですが、やる気を取り戻しました。それに、娘と2人の生活が夢のように楽しくて。

住んでいるのは和式トイレのおんぼろアパートですが、娘もいきいきと、のびのびとしています。保育園から帰っても、スマホを触ろうともしません。私も正社員として働ける仕事も決まりましたので、女2人でのんびり和やかに生きていこうと思っています」

今回の調査費用は、6万円です。

夫とつないでいた手は離しても、子供とつないでいる手は絶対に離さないという女性は多い。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

賢人のまとめ

昇進や異動、転職のストレスから、浮気に走る男性は少なくありません。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/

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