コラム 【浮気事件簿】「ワクチン・砂糖・牛乳NG!」妻が溺れる自然派生活と作務衣の男~その1~

「特に何があったわけではないのですが、大きなケンカと言えば、私が娘にカニカマを食べさせたことです。2人で散歩をしているときに、娘と一緒にスナック菓子を食べたり、アイスを食べたりしていました。これが妻にバレると、烈火のごとく怒る。娘も私も全人格を否定されるので、娘には口止めをしていました。ただ、カニカマは口止めしていなかった。『パパと食べた赤いのが食べたい』と娘が言ってしまいバレた。妻は激しい口調で私を罵り、娘に水を飲ませて、吐かせていました。それから私とは口をきいてくれなくなったんです」

むしろそれは、虐待ではないでしょうか……。しかも、奥様はほとんどの予防接種をお嬢様に受けさせていないとか。「ワクチンは政府の陰謀だと言って、何も打っていないんです」と翔平さん。

私も早く2人を見つけなければと思い、何らかの手がかりを探ります。専業主婦の女性の場合、実家に帰ることが多いので、奥様の実家のご住所を伺うと川崎市内の落ち着いた住宅街でした。すぐに翔平さんが奥様の実家に電話をすると、そこにはいない様子。

「義母はウソが付けない人なので、おそらく妻も娘もそこにはいません。参考になるかと思って、妻と私が使っていた共用のノートパソコンを持ってきました」

閲覧履歴を見ると、“子宮を温めて病気を予防”とか“ハイヤーセルフ”とか“布ナプキン”“マクロビオティック”、“エーテル体”“アストラル体”などの文言が並ぶサイトに頻繁にアクセスしています。

「中でも最もアクセスしているのは、この“子宮を愛する”とか“マクロビオティック”などと書いてあるこのサイトです。妻と娘はここが運営する施設に行っているのではないかと思っているのですが……」

真っ青な顔をして、依頼者・翔平さんはおっしゃいます。閲覧履歴を精査し、この施設をから調査をすることにしました。

妻が自然派生活をするようになってから、食卓に白米が上がることはなくなったことが、夫の不満だった。しかしそれは言えなかった。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

妻は作務衣のイケメンと、スーパーでデートし、ある一戸建てに入っていった……~その2~に続きます。

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