コラム 【浮気事件簿】浴室にこもってヒソヒソ電話、妻は恐喝されているのか?浮気なのか?~その1~

探偵の直感として、それが100%浮気をしている。そのことをお話しすると、表情がサッと青ざめる和則さん。

「確かに、半年くらい前から、徐々に痩せていった。それまで80kgくらいあったのに、今は50kgくらいかもしれません。夫婦関係はいわゆるレスで、お互いに尊敬しているので、ありません。それでも僕たちはよかった。そういえば下着もレースのものになり、化粧品や山のように増えています」

奥様は確実に浮気をしている。その場合、どうしたいか伺いました。

「結婚生活は続けたいです。妻ほど、マウントしたり強制したり、他人と比べたりしない知的な女性はいません。空気が優しくて、妻がない人生なんて考えられない。できれば相手の男と別れてほしいし、これから子供などを作って、人生を立て直したい。でも妻はものすごく頭の回転が早く、ホントに弁が立つ。別れて欲しいと言っても、絶対にOKとは言ってくれません。交渉材料として、証拠を取ってもらうことはできますでしょうか。それに、こうして相談に乗っていただいた以上、きちんと仕事を発注しないと、よくない気がするのです」

カウンセリングは無料ですが、そんなことを言う方は初めてなので、驚いていると「僕はフェアな関係じゃないと落ち着かない。人様に貸し借りをしたり、立場上の優劣をつけることは性格上できないのです」と言う和則さん。

「母が学究肌の専門職かつフェミニストで、あらゆる差別に対して敏感に育ちました。妻も同じような環境で育っているんです。だからやはり取り戻したい。このままでは僕と離婚しそうな予感さえしてきました」

本に囲まれて育った夫婦は、知的レベルが高く、夫婦でのディベートが楽しみだったという。

※本連載はプライバシーに配慮し、一部書き換えています。

妻を束縛するオラオラ男の正体は、冴えない中年男だった~その2~に続きます。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/