コラム 【浮気事件簿】妻の実家に寄生する無職夫、妻と4人の子供が出した結論は?~その2~

この様子を依頼者・芽衣さんに報告すると、「この女性は父の会社の元役員の娘です。確か、私よりも10歳は若かったはず。結婚しており、子供は幼稚園に行っていると聞いています」と驚いていました。

おそらく旦那様が7年前に数か月間、お父様の会社で働いていた時に、男女の関係になったのではないかと推測していました。

その後、女性の素行調査をすると、女性の夫とは別居しており、現在4歳の一人娘は父親の両親とともに同居中。女性は実家に住み、ここ数年間遊んで暮らしているようでした。

「弁護士さんに相談したら、もう1回証拠を押さえておいた方がいいとのことです。私と離婚するにしても、客観的には明らかに夫が悪いのですが、そのことを夫が認めない可能性がある。また夫はウソをつき、そのウソを本当だと思い込むところがある。夫には尊敬する人もいませんし、夫の両親も当てにならない。怖いもの知らずなんです。これからストーカーになったり、暴れたりしそうな気もします。絶対にグウの音も出ないようにしたいのです」

そのために、再び調査を開始。ラブホテルの証拠を1回おさえました。それと同時に、モラハラ発言や暴言の録音。多感な時期の娘に彼女がいる旨を伝えたことも、虐待に抵触する恐れがあるとも言われ、芽衣さんは離婚への意思を強く持ちます。

これらの証拠を持ち、離婚を最終目標に、問題解決に向かって進めていきます。

「まず、離婚の弁護士さんと一緒に夫を近所のファミレスに連れ出し、離婚のことを説明しました。予想通り大きな声で『ふざけんな』と大暴れ。暴れさせてから、証拠を見せました。周囲の好奇の視線にさらされると、予想通り夫は不貞腐れて『ああいいよ、お前たちの思い通りにしてやるよ』となりました。そのタイミングで父の会社の弁護士が来て、父の会社の役員解任にまつわる同意書と退職届けにサインさせました」

結局、旦那様は彼女の実家に転がり込むように家を出て、離婚が成立。

「これからどうなるかわかりませんが、ウチから切り離せば、夫も変わると思うんです。驚いたのは、あれだけ執着していた息子たちに『会いたい』の一言もないこと。連絡を取れるようにしているのに、何も言ってこないんです。彼女に子供でもできたんでしょうか。子供たちは、のびのびと生活しています。私も父の会社で働き始め、経営ノウハウを学んでいます。元夫の17年間の結婚生活で辛かったのは7年間。4人の子供も授かりましたし、よかったと思っています」

今回の調査費用は50万円です。

かつて夫は「専門学卒でも公務員として出世し、世のため人のためになりたい」と語っていた。

※本連載はプライバシーに配慮し、一部書き換えています。

賢人のまとめ

決定的な証拠をしっかり集めることで、揉めそうな離婚も成立します。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/