コラム 【浮気事件簿】自分で稼いだお金で買いたい!専業主婦13年、元キャリア女子が理想の夫を振り切るまで~その2~

旦那様は近場のファミレスまで歩き、顔見知りらしい店員さんに目であいさつをして、奥のソファ席に座り、PCを開きます。かなり顔が赤くなっていましたが、生ビールを注文。ちびちびと飲みながら、何かのプレゼン資料を作っています。

高級そうなこげ茶のニットと、デニムパンツがカッコいい。指も長く、姿勢もよく、PC作業がサマになっています。望遠レンズでコートのタグをチェックすると1着60万円のカシミア素材。それでもセレブ感をわざと消しているのか、ファミレスの雰囲気になじんでいます。

1時間くらい作業していると、いかにも“普通のOL”といったロングヘアの女性が入ってきました。薄汚れた白のコートを着ており、誰もが持っているブランドバッグはボロボロ。程よく肉感的で清純な感じはします。なんというか、一歩後ろを歩いて男性の後をついて行くようなタイプです。

旦那様は彼女を無視して仕事を続け、彼女はしきりに話しかけています。一生懸命ご機嫌をとって、健気な感じに見えます。そして旦那様がPCを閉じると、彼女はサッと立ち上がり、コートを手に取って着せてあげていました。昭和の亭主関白夫と妻という感じです。終始無言の旦那様は、彼女に財布を投げつけるように渡し、彼女は小走りでレジへ。

支払いが終わると、彼女は旦那様のカバンに財布を戻し、バッグを持って出ていきます。しかも先に立って歩き、ドアを開けて待っているという献身っぷり。

2人は汐留方面に歩いていきます。人の気配がなくなると、旦那様は彼女の腰に手をまわし、体を撫でています。

そのまま、シティホテルにチェックイン。深夜1時くらいに出てきた旦那様は、自宅に帰宅。それからお昼にチェックアウトした彼女を尾行すると、品川のはずれにある古びたマンションに入っていきました。外側には男物の傘があり、誰かと同棲しているか、結婚しているか……。

旦那様との交際が長いのでは……とピンときて、その土曜日にも張り込みしました。すると、昼過ぎに旦那様が彼女のマンションにやってきました。2人は軽自動車に乗ってスーパーに買い物に出かけたりして、夫婦っぽい感じで一緒に行動していました。

この様子を朱里さんに報告すると、「へえ~。なんだ」とあっさりした反応。今まで様々な浮気調査を手掛けてきましたが、過去に例がないくらい興味を示していませんでした。

「とりあえず、この証拠を持って、弁護士と一緒に夫と対決してきます。ありがとうございます」

その後、朱里さんは揉めたものの離婚が成立し、今はお嬢さんと2人で楽しく暮らしているそうです。

女性からちやほやされている男性は、妻に対して献身的にふるまうケースが多い。

今回の調査費用は、30万円です。

※本連載はプライバシーに配慮し、一部書き換えています。

賢人のまとめ

妻とレスという男性は、よほどのことがない限り、浮気しているケースが多々あります。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/