コラム 【浮気事件簿】色恋から縁遠い地味キャラ夫の疑惑の出張、浮気はシロかクロか?~その1~

夫の浮気が疑わしいと思ったのは、1年前に開催された同窓会から。

「夫は国家公務員で官庁に勤務しており、1か月に1回ほど出張がありました。しかし1年前に開催された同窓会から、出張が激増したのです。毎週のようにどこかに行っており、その行き先をきちんと説明しないのです」

夫が口ごもったり、忙しいことを理由に話さないことを、未央子さんはスルーしていました。

「自分も忙しく、夫はあの通りの容姿なので、浮気などしないと思っていました。私の周囲の不倫している人はイケメンだったり、何らかの“危うさ”のようなものを抱えている人が多い。でも夫は地味だし、体型もメンタルも安定しているし、浮気を思わせる要素が一切ないのです」

それでもおかしいと思ったのは、夫がスマホでSNSばかり見るようになったこと。

「公務員という職業柄、SNSからは距離を置いていたのですが、ここのところ頻繁に見るようになっていたのです。見ている人はいつも同じで、キャバレーみたいなところでショーをしている女性でした。昭和っぽいムードでなかなかカッコいいのです。『ファンになったの?』と聞くと、『後ろから覗き見るなんて卑怯だ!』と激怒したんです。夫が声を荒げることは今までなかったので、これは何かがあると」

それに伴い、出張の回数も増えていったそう。

「捨ててあったクレジットカードの明細書を見ると、普段は宿泊しないホテルチェーンに泊まっている。夫が捨てた明細書、レシートなどをゴミ箱から取って、大学ノートに貼っていたのですが、あるときそれを夫に見られてしまった。とっさに『家計の管理をしっかりしようと思って』と言うと、夫は、『未央子さんはさすがだ。世界で一番愛している私の奥さんだ。いつもありがとう。でも、すでに数千万円の貯金があり、順調に資産も殖えている。君は何も心配しなくていいんだよ』と優しく言ったのです。

しかし、突然、そのノートは家から消えました。

「家じゅう、どこに探してもないんです。夫に聞くと『ノート?それは何のこと?』としらばっくれる。夫が隠したか、捨てたに決まっている」

コロナでも、夫は出張に行き続けているとのこと。

「私たち、表面は仲良し家族で会話も多い。それなのに、水面下で私は夫の動向を探り、夫は探らせないようにけん制している。そういう状況に疲れてしまったんです。白黒はっきりつけて、浮気しているなら離婚します。娘も私についてくると言っています」

依頼者・未央子さんは夫の行動と、お金の動きをノートにまとめていた。

※本連載はプライバシーに配慮し、一部内容を変えています。

コロナの中、毎週火曜日に夫は出張に行き、シティホテルにチェックイン……~その2~に続きます。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/