コラム 【浮気事件簿】「子供は浮気相手と育てる」身勝手夫の不倫に、肝っ玉母さん妻の復讐は?~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

今回の依頼者は木村元子さん(仮名・44歳)。9歳の長男を筆頭に、3人の子供がおり、昭和の肝っ玉母さんという豪快な印象の女性です。結婚15年、同じ年の旦那様の浮気調査を依頼されました。

【その1はこちら

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旦那様はある会社の役員をしており、常にクルマで移動すると聞いていたので、探偵カーを用意。元子さんは依頼時に旦那様のスケジュール、隠し撮りしたであろう愛用の服を着ているところ、歩いている姿の動画を資料としてくれました。

これらは調査をスムーズに進めるために必要な事前資料で、さすが敏腕経営者として活躍していた人だ……と感動しました。結婚10年以上の夫婦の場合、夫婦間で写真を撮ることは少なく、旦那様の顔写真すら持っていないし、撮ったら不審がられるという方がとても多いです。

自宅のマンション前で張り込みをしていると、朝8時に旦那様のクルマが出てきました。小回りが利く英国車で、洒脱な都会人が好むクルマの代表格です。クルマを追うと、代々木上原にあるヴィンテージマンションの駐車場に入っていきました。

2時間が経過し、クルマが出てきます。助手席には人影があり、女性のようです。クルマを追うと、不妊治療を行なっている病院に入っていったのです。

おそらく旦那様は浮気相手と本気の恋愛をしており、彼女との間に子供を作りたがっていると拝察しました。

2時間後に出てきた旦那様と女性は、クルマで都心の有名レストランへ。テラス席があり、料理がおいしいことで知られるお店に入っていきました。

お店では旦那様と女性は有名人らしく、お店の人もかしづいており、明らかに業界人っぽい短パン姿の日焼けした男性客と「今度、ゴルフ行きましょう」などと話しています。

旦那様は外見がよく、雰囲気がスマート。女性も美人ではありませんが、高級な素材の服を着て、肌がすべすべしています。私たちも、「これぞ東京という感じだね」と話していました。

女性はシャンパンを、旦那様はペリエで乾杯をして、談笑しています。私たちは近くのテーブルで会話を聞くつもりでしたが、コロナのせいで、テーブルの間隔が広すぎて聞こえないのです。

マイクで録音した音声にも断片的な単語しか入っておらず、それを集約すると、女性は40歳のバツイチで、健康食品関連の会社を経営していること。そして子供を作りたがっていることがわかりました。

女性の「家族になりたい」という思い

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