コラム 【浮気事件簿】40歳シンママがマッチングアプリで出会い、婚約した彼は、遠距離をいいことに浮気三昧?~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評がある、リッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

今回の依頼者は、新井静香さん(仮名・40歳)。彼女はシングルマザーで、10歳の娘と8歳の息子とともに、茨城県の実家に住んでいます。遠距離恋愛中の婚約者は、42歳の国家公務員。彼の素行について、私たちに依頼をしてくださいました。

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ひとまず画像データと彼の住所、勤務先を受け取りました。このような依頼内容の場合は、相手が嘘で固めている可能性も少なくない。静香さんの話を聞く限りでは、一部が嘘で、一部が真実というところでしょうか。人間は完全にウソをつくことは難しいのです。

静香さんが「LINEの返信が絶対に来ないのが火曜日なんです」とおっしゃっていたので、火曜の朝から彼の現住所で張り込み開始。この住所は、静香さんが育てた野菜を送っているので、嘘はなさそうです。彼の勤務先である省庁に電話をすると、大部分がリモートワークになっているとのことでした。

指定の住所に行くと、同じ敷地内に2つの建物があり、玄関扉の門柱には彼のものを含む3つの名字が並んでいました。

敷地の奥には鉄筋のアパートがあり、横にある細い道を通って入るようです。このアパートの集合ポストを確認すると、道路側の門柱にある名字が複数書いてありました。親族や兄弟でこの土地に住んでいる様子です。

彼はどこから出てくるのかわからないので、アパート側の出口と、正面の門柱側と両方で張り込みスタート。静香さんの話を伺うと、彼はアクティブに活動するタイプのようで、これは大きな安心要素でした。

コロナ禍中、別の浮気調査をしたのですが、対象者が4日間以上家から出てこないこともあったのです。

朝から張り込みをしていましたが、彼は12時ちょうどにマスクをしてアパート側の通路から出てきました。長身でカッコよく、スマートです。ハイブランドのトートバッグを持っており、42歳には見えません。

徒歩で駅まで向かうようですが、地元の人しかわからないような、複雑な近道を選んでいます。電車で移動し、新宿駅で下車。駅ビル内にあるカジュアルなジュエリーショップで、2万円の指輪を購入してから、カフェに腰を落ち着けます。スマホをいじらずに、スッとコーヒーを味わう姿が美しかったです。

そこに、チュール素材のロングスカートをはいた、アラサーの茶髪のロングヘアの女性がやって来ました。彼は笑顔を見せますが、その顔を見てびっくり……歯並びがガタガタで、虫歯とヤニだらけだったのです。

2人は2回目のデートというくらいの雰囲気でした。お茶もそこそこに、彼の地元の駅へ。彼は、駅から自宅に向かう道を、くどいくらい彼女に教えていました。

しつこいほど彼女に道を教えた理由とは……

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