コラム 【浮気事件簿】自称・愛妻家の夫の本心がわからない……“彼女が妊娠”の真実は?~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、カリスマ美容師として活躍する佐々木麗子さん(仮名・35歳)。都内のヘアサロンに勤務し、アラフォー女性から圧倒的な支持を得ている女性です。結婚2年半になる2歳年上の旦那様の浮気調査を私たちに依頼してくださいました。調査の目的は離婚の交渉を優位に進めるためです。

【その1はこちら

旦那様は写真で見ても、本当にカッコいい。そもそも、私たちに依頼をするほどの浮気をする男性は、魅力的な傾向がありますが、その中でも特にすごくかっこよかったです。

背が高く、筋肉質で細身でチャーミング。笑顔がくしゃっとしていて、よく笑う。少年のような雰囲気と、“大人の男”感がむんむん出ており、これはモテるなと思いました。

尾行は、平日の朝から自宅マンション前でスタート。麗子さんがお住いのエリアは、それほど規模が大きくない国の大使館が点在しています。この、「大使館がある街」というのは、住民の安全意識も高く、とても張り込みには苦労します。

今回は、近くにコインパーキングがあったので、そこからエントランスの出入りをチェックすることにしました。

旦那様は早朝に出る日もあれば、昼まで家にいるときもあるといいます。下手に出勤時間を聞くと警戒される恐れがあるので、黙って待つことにしました。

その、張り込みから2時間、朝9時に旦那様がエントランスから出てきました。

出ると駅とは反対側に歩き出したので、「これはクルマ移動だ」と判断し、契約駐車場に急ぎます。

旦那様の愛車は、かなりいかついドイツ車の四駆。これはかなり目立ちますので尾行には好都合。旦那様のクルマを追うと、港区方面に走っていきます。

ある豪邸のガレージに入り、しばらく出てきません。待つこと2時間、助手席に女性を乗せて、旦那様のクルマは出発。

予想通り、横浜方面へとドライブ。駐車場にクルマを停めて、手をつないで中華街をブラブラ。女性は年配の方だと思い込んでいましたが、よく見ると20代後半といったところ。旦那様はお金持ちで育ちがいい、実年齢よりも老けて見える上品な女性が好きなようです。

急いで麗子さんに写真を送ると、「この女性は見たことがありません。妊娠した女性とは別の人です」とレスがありました。

2人は予約していたのでしょう。高級中華でランチをしてから、手をつないでブラブラと歩き、おもむろにラブホテルに入って行きました。旦那様の性格上、老舗ホテルやシティホテルに行くと思っていたのですが、彼女が積極的に誘い、入って行ったのです。

ラブホテルは不貞の証拠としては好都合。入るところと出るところ、パネルの前でキスをしているところもばっちり押さえました。

このデートの顛末でわかったのですが、旦那様は女性を前にすると、自分の意思がない。頼まれるままくっついて行っている感じがあり、不倫カップルにある“限られた時間の鬼気迫るデート感”がないのです。

言われるままに女性に会っているのではないか……?

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