探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。
パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します!
浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。
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今回の依頼者は、長沢正文さん(仮名・41歳)。住宅やオフィスのリノベーションを手掛ける会社でデザイナー兼一級建築士として勤務しています。
奥様と会社の部下が怪しいと感じ、私たちに連絡をくださいました。同じ年の奥様とは結婚10年。10歳の娘と9歳の息子がいる、お父さんでもあります。
正文さんは穏やかなメガネ男子。「太りにくいんです」という言葉通り、スリムな体型にブルーのギンガムチェックのシャツが似合います。クラシックバイクが趣味で、サブカル系の女子からモテそう。
「おそらく、私が育てた部下が、ウチの妻とデキています。それを知ったのが夏ごろなのですが、本当に今まで苦しかった」
夏ごろに何があったのかを伺いました。
「あれはすごく暑い日で、12時くらいに依頼主の家の帰りに、シャワーを浴びようと思って、一度ウチに寄ったのです。結婚10年間で、昼間の我が家に立ち寄るのは初めてです」
正文さんの自宅は、23区内の中でも閑静なエリアにある一戸建て。奥様の仕事は自宅近くの雑貨店の販売員です。人気作家を抱えるギャラリーでもあり、美大を卒業している目利きの奥様は準社員として週5で働いており、その日も勤務日でした。
「その日子どもたちは長野の親戚の家に行っており、家には誰もいないはず。それなのに自宅前に特徴的な外車が停まっていたんです。これは私の部下の愛車で、めったにない車種なので、すぐにわかるのです」
部下の担当は全く別のエリアであり、自宅は埼玉県内にある。部下のスケジュールを見ると、14時までリモートワークになっています。
「家に入ると、バスルームから楽しそうな声がする。妻と部下の声です。ドアを開けると、服を着たまま、2人が抱き合ってキスをしていたんです」
目の前で妻の浮気を見てしまう