コラム 【浮気事件簿】20歳年上の美魔女を略奪婚した、恋愛経験ゼロ男子の大いなる不安~その1~

陸也さんには、女性と出会う機会も、交際するスキルもない。そこで世話焼きの先輩が、社会人合コンに連れて行ってくれました。3対3で、銀座の個室居酒屋で行われた合コン……そこにいたのが奥様だったと言います。

「彼女の周りだけ、オーラが違ったのです。光り輝いていました。会場でも彼女しか見えなかったんです」

この合コンは、遊び人の先輩が主催し、男性陣は陸也さんと同じくオクテの男性が1人。女性側はSNSでテキトーに集めた人だったのだそう。

「女性の個性はバラバラで、大学生と地味めのOLさんと、あとは妻だった。僕は夢中で口説いて、彼女から誘われるように深い仲になってしまったのですが、彼女は連絡先を教えてくれませんでした。頼み込んでLINEを交換して、必死で口説き落としました」

彼女は、陸也さんとの交際を、年齢を理由に断ろうとしたそうです。

「35歳だと言っていましたし、実際にそうだと思い込んでいました。一緒にいた先輩は、“35歳とか言っているけれど、あの人は42歳くらいかな”などと言っていました。年齢差などどうでもよかったんですが」

交際が始まると、平日夜と土日のどちらかでデートを重ねました。陸也さんの運転で、関東近郊のダムに行ったら、楽しそうにしてくれたといいます。

「交際1か月でプロポーズしました。僕には彼女しかいない。実家に連れて行ったら、両親も姉2人も、姉の夫達も大反対し、父親からは“あの女と結婚するなら、親子の縁を切る”とまで言われたんです。それまで、家族から何も反対されたことがなかったんですよ。だから、歓迎してくれると思ったら、ダメだという。彼女も“私も陸也さんとの結婚は、自分でもどうかと思うんです”なんて弱気な発言をする。僕のことを愛していると何度も言ってくれたのに、なんてことを言うんだと、家族と決別をすることにしたのです」

陸也さんの実家は、世界的に有名なテーマパークがあるエリアにありますが、結婚に反対されたことに一念発起し、神奈川県のはずれにあるマンションを購入。

「妻に“僕の家に来て”と言ったら、“私、20年以上一緒に住んでいる人がいるんだよね”と言ったんです。でも妻は、内縁の夫と別れて、僕と入籍してくれた。そのときは天にも昇る気持ちでした。しかし、戸籍を見たときに、妻は35歳ではなく、47歳(当時)だったとわかったのです」

妻は年齢詐称しており、20歳も年上だった。それでもいいと、陸也さんは結婚生活を続けます。

「妻の仕事は団体職員で、仕事は規則正しいのに、行き先を言わない外出が増えた。そして、カーナビによくわからない都心の住所が入っている。これがとても怪しい。それに、僕に対して、気持ちがないような態度をひしひしと感じ、家の中でいつもソワソワしていてスマホを離さないんです」

これは間違いなく、クロです。浮気をしている人が行う行動のフルコースともいえます。特にカーナビの履歴から調査に入ると、ほぼ100%が浮気している。

「妻はモテる。もしほかに男がいるなら、僕が負けってことです。別の将来を送ることも考えます。事実がどうしても知りたいのです」

涙ながらに語る陸也さん。翌日から調査に入ることにしました。

出会った当時、妻は35歳だと言っていたが、実際は47歳だった。

流されやすい妻と会っていた初老の男性の正体は……~その2~に続きます。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/