コラム 【浮気事件簿】一途な夫だったのに……知られざる過去の縁で家庭崩壊の危機~その1~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、門馬友里子さん(仮名・29歳)。大学職員の旦那様の浮気を疑い、私たちに依頼をしてくださいました。

友里子さんは地方公務員で、現在育休中。生後半年の男の子がいる3人家族です。

「夫の浮気を疑ってから、世の中で私だけが取り残されているようで、息子のことも愛せなくなりました」

それまでの旦那様は浮気などを一切しない真面目で優しい人だったそうです。全てにおいて「友里子さんはどうしたい?」と言い、家事も育児も率先して行っていたそうです。

友里子さんは、ベリーショートのヘアスタイルに、ほっそりとしたボディ、パッチリとした瞳が印象的な女性。若々しく、20代前半に見えます。大学時代にパンクバンドでギターとボーカルを担当しており、旦那様はその追っかけだったそう。

「最初に私たちのステージを見てから、毎回のように来るようになりました。さらに私の大学までやってきて、“好きです”と告白。私は、“ステージの私が好きなだけでしょ。普段はだらしない普通の人だよ。憧れられても困る”とキッパリ断ったのです。それに、恋人になったら、チケットも売れなくなっちゃいますし」

しかし、旦那様はめげませんでした。友里子さんが20歳のころから5年間、事あるごとに告白し続けて、25歳の時に、根負けした友里子さんが交際を了承。

それから、“しつけのいいワンちゃん”のように、友里子さんに仕えてくれたそう。

「私は一人の時間が好きだし、“何時に帰ってくるの?”などと行動を強制されるのが大嫌い。ずっと恋人がいなくても平気だったのは、構われたくないからなんです」

聞けば、ご両親は愛情深く教養が高い人物で、とても裕福な家庭で育っており、実家でのびのびと楽しく生活していたのだそう。

交際開始から2年が過ぎ、友里子さんも「この人となら、居心地が悪くないかも」と思いはじめます。旦那様が事あるごとにプロポーズしており、その200回目で快諾したのが、27歳の頃。

「派手な結婚式をしたくない。サプライズも嫌い」という友里子さんの希望通り、親族だけ集めたステキな式を行ったそうです。

「ホントに夫が浮気をするまでは、我が家は幸せそのものだったんです。私は仕事や趣味に力を入れ、妊娠も出産も乗り切り、家庭はホントに円満でした」

職場に新しいメンバーが来てから、夫に異変があった

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