コラム 【浮気事件簿】一途な夫だったのに……知られざる過去の縁で家庭崩壊の危機~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、門馬友里子さん(仮名・29歳)。同じ年の大学職員の旦那様の浮気を疑い、私たちに依頼をしてくださいました。

旦那様は浮気をするまで、友里子さんを一途に愛していた。20歳のときに出会い、5年間告白し続け、27歳で結婚。半年前に子供も授かり、お互いをいたわり合う穏やかな家庭を築いていたのに、様子が一転したのは、2か月前。

【その1はこちら

旦那様の写真を見せていただくと、背が高く、無造作ヘアがカッコいいモード系男子。上場企業の役員の家庭に生まれ育ったことがわかる“折り目正しさ”が全身から伝わってきます。

「夫の両親は、互いを“さん”付けで敬語で会話をしており、夫婦ゲンカを見たことがなかったと言います。だから私が鬼の形相で迫ったことに対して、心の底からビビっていました」と友里子さんが言うのも納得。

どうも友里子さんは、旦那様の職場に新たに来た女性が浮気相手だと思っている様子。まずは平日の終業後を尾行することにしました。定時が18時なので、17時30分ごろから張り込みスタート。このエリアは、ずっと同じ場所にいると通報されやすいところであることと、勤務が規則正しいことから、この時間から始めることにしました。

1日目、2日目はまっすぐ自宅に帰ってしまったので、調査は空振り。

変化があったのは、3日目の張り込み。いつものように18時5分に長身をかがめるように出てきた旦那様を追います。ベージュのステンカラーコートに、ハイブランドのリュックをしょって、大股でスタスタ歩く姿はモデルのようです。ハッと振り返る女性などもいて、かなりモテそうですが、どこか人を寄せ付けないガードのようなものがあります。

最寄駅が近くなると、いつもとは異なり、路地にサッと入ります。そこでスマホを見ながら10分間立っていました。

すると、20代後半らしき、肉感的でガーリーなファッションの女性がやってきました。旦那様の腕に胸を押し付けるようにして、人気がいない方向に歩いていき、表通りへ。

タクシーを捕まえて、2000円程度の距離の下町のターミナル駅近くで下車。

2人は居酒屋で楽しそうにビールを飲みながら、おしんこをつついています。旦那様はお酒に弱いらしく、1杯飲んだだけで真っ赤になっていました。

1時間半程度、軽めの夕飯とつまみを食べながら、2人は楽しそうにおしゃべり。居酒屋は混んでいて声が聞こえにくかったのですが、2人は職場の同僚で、女性は昔から旦那様のことを知っている人である様子。しかも、女性の左手の薬指には、結婚指輪が。2人はW不倫だったのです。

女性は32歳で、知られざる過去と深い縁があった

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