コラム 【浮気事件簿】ドケチ夫が向かった先は会社の研修施設。コンビニおにぎりと発泡酒の夕食を共にする女の存在~その1~

それでも、28歳の私にとって旦那様は白馬の王子さまだと思った、と真子さんは続けます。

「まあ、デキ婚でもあったんですけれどね。ケチでよかったところもあって、会社の福利厚生をフル活用しているところです。一番いい条件の社宅にも住めていますし、会社や役所の助成金の申請などもこまめにしている。届け出を出すだけで、もらえるお金って結構あるんですよね。

でも、こだわりが強く、自分の計画通りにいかないと気が済まないところがあって。1円でも安い商品を買おうとしたり。そういえば、娘が赤ちゃんだったとき、オムツの吸水性を計算して、最もコスパがいいものしか買おうとしなかったり。他にもいろいろありますよ。結婚してから、5年間、外食も旅行もしていません。娘にクリスマスプレゼントを買うにも、安いものを指定される。私が稼いだお金なのに、文句をつけてくるんです。

私、夫に社宅の家賃を半額、一円単位まで払っているんですよ。それで、“この生活は長くは続けられない”と思っていましたし、離婚も常に考えていました。でも、普通に離婚してしまっては、私だけが損をする。夫が浮気するチャンスを待っていたんです」

見た目がいいのでモテる夫は、女性の影が常にあったという。

「でも、すぐにフラれるんでしょうね。長続きはしていません。でも、先日、夫が“月末にバンドの仲間と千葉の保養所で合宿してくる”と言ってきたんです。保養所とはいえ有料です。夫はケチだから、絶対に外泊をしない。ピアノの練習も、自宅でしているし、合宿なんて聞いたことがない。あ、夫は節約したお金を、ピアノと服に使っています。娘と私には1円も使わず、自分の趣味につぎ込んでいるんです。家にある200足のスニーカーを、全部売ってやりたいと思います」

夫は外泊をしない。行くとしても車中泊。真子さんとの結婚前の旅行も、車中泊だったと言います。

「身内にお金を一切使わない。これは徹底しています。ヤツには人間の感情がないんです。これは、絶対に何かある。調査をお願いしたいのです」

夫は超イケメンのピアニストなのに、本性は、大食いなケチ。

※本連載はプライバシーに配慮し、一部内容を変えています。

殺風景すぎる保養所に、コンビニのおにぎりと発泡酒を持って入って行く~その2~に続きます。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/