コラム 【浮気事件簿】マンション購入が家族崩壊の序章……学生マンションに入り浸る夫に妻が下した決断~その1~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、小川智美さん(仮名・38歳)。有名な発動機(モーター)開発会社で営業として活躍している女性です。私の依頼者さんからの紹介で、カウンセリングルームに相談に見えました。

大柄で筋肉質な体型にワンレンボブにアーティストっぽい黒ぶちメガネをかけています。話し方もとても落ち着いていて、「この人は自分をとりつくろったりせず、本当のことを話す女性だ」と感じました。

「結婚8年目、同じ年の夫の様子がおかしくなったのは、新型コロナを機にマンションを買ってからです。それまで、都心の狭い2LDKのマンションに家族3人で住んでいたのですが、ステイホームの時に、狭くて息が詰まってしまい、引っ越しをするなら思い切ろうと、郊外に100平米超えの低層物件を購入したんです。今、小学校1年生の娘がおり、もう一人が欲しかったこともあります。引っ越して、4人家族になって、幸せに生活しようと思い、かなり無理してローンを組んだのに、まさかこんなことになるなんて」

「こんなこと」とは、旦那様が家に帰ってこなくなったこと。旦那様はフリーランスの映像ディレクター。マンション購入にあたっては、会社員の智美さんが、頭金から何から何まで支払ったとのこと。

「夫とは、ウチの会社の製品PRの映像を依頼したことで知り合いました。当時は会社員だったのですが、結婚を機に独立。とはいえうまくいかず、在籍していた会社から、企業のイメージPVや、学校の入学案内の仕事をもらっています。生活できる最低限のお金を稼いで、後は好きなギターとスノーボードをしている感じ。最近はキャンプにもハマって楽しそうにしていました。家には家賃の半額と、食費を合わせて13万円を入れてくれていたんですよね」

ところが、マンションを買ったら全く何もしなくなったそう。

「ローン返済額を折半させようと思ったら、“あなたが買ったあなたの名義のマンションでしょ?”と言って支払いを拒否。さらに、それまで遅くとも22時に帰ってきていたのに、“電車で1時間もかかる家に帰るのが面倒くさい”と、以前勤務していた会社に寝泊まりするようになったんです」

家に帰ってきて欲しいと言うと、途端に不機嫌な態度を取る。探偵を10年以上続けていて思いますが、“家を買ったら不仲になる”夫婦はかなり多い。お互いの価値観や考え方が合わないと、そうなってしまうことを感じていました。

広々としていて素敵なマンションなのに、ローンが原因で夫婦不仲が加速

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