コラム 【浮気事件簿】望まぬ転勤。夫の赴任先で“孤独すぎる妻”が求めたものとは~その1~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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本日の依頼者は、堀川正嗣さん(仮名・40歳)。外資系製薬会社に勤務している、ハイスペック男性です。10歳年下の奥様の様子がおかしいと、私たちのカウンセリングルームにいらっしゃいました。

正嗣さんは電話での低音の美ボイスが印象的でしたが、見た目もかなりのイケメン。身長は170cm程度ですが、顔が小さく細身の筋肉質で、全体的にバランスが取れているのです。

ぱっと見で高価だとわかるヴィンテージのダッフルコートと、クラシカルなデザインのセーターを着こなし、黒ブチメガネがアートな印象。

「地元では昔、ガチンコのヤンキーだったんですが、高3のときに1日14時間勉強して、大学に合格。今の仕事をしています」と語っていました。

地元は東海地方の大きな地方都市で、最近、東京に転勤してきたばかりだと言います。

「結婚1年になる妻が、東京に来てからおかしくなりました。そもそも、妻が“地方支店だと給料が安い”と文句を言いだしたので、東京本社へ希望を出したんですよ。それなのに……。僕は地元でのんびり仕事がしたかったのに、妻が望むから東京勤務にしたんです」

そう言い、長いまつげを伏せます。鋭角的な顎と憂いがある表情が美しいと感じました。正嗣さんは、10歳年下の奥様にべたボレです。

「彼女の希望を全て叶えてあげたいと思っています。ホントは会社が用意した家でよかったのですが、妻が築浅で、70平米以上で、南向きで、バルコニーでバーベキューができて、犬が飼える物件がいいというので、探しに探して、今の物件に決めたのです」

自宅の場所を伺うと、都内でもかなり辺鄙な駅から、さらに遠いエリアの賃貸マンションでした。奥様は東京への強い憧れがあったと言います。

「妻の希望で東京勤務を実現させたのに、“好きだった仕事を辞めたことがつらい”とか、“東京の時間の流れは速い”などと、不満ばかり言うんです」

友達が全くいないことも妻のストレスだった

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