コラム 【浮気事件簿】イケメン夫だけど、住宅ローンも生活費も妻に丸投げ……。コロナ倒産を機に浮気に走られて~その1~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

☆☆☆

今回の依頼者は、押田千穂さん(仮名・29歳)。探偵人生初でしたが、ロリータファッションでカウンセリングルームにいらっしゃいました。黒のレースを多用した、ふんわりシルエットのスカートが、ほっそりとした体に似合います。

ツヤツヤの黒髪をツインテールにしており“少女”という印象なので、20代前半かと思っていたら、アラサーとのこと。加えて、2歳のお嬢様もいらっしゃって、人は見た目によらないと、改めて思いました。

「ター様……あ、夫なんですけれど、ちょっと様子がおかしいんです。最近、全く娘に興味がなくなったみたいで、いつも上の空。私に対しても、以前は普通に接していたのに、時々無視をするようになったのです」

旦那様の写真を見せていただくと、凄まじいイケメン……まるでアニメキャラのようだと思ったら、貴族風の衣装を着て、ばっちりメイクしているコスプレしている写真でした。通常の写真を見せていただくと、MA-1ジャケットを着て娘を抱っこしている、シュッとしたパパ。目がクリっと大きなかわいい印象の男性です。

千穂さんはその隣でかなり目立つロリータファッションを着ていましたが、夫婦は雰囲気が似るもので、しっくりきています。

「私たちは、あるアニメ作品が好きで、そのヲタ活で知り合いました。2年前に授かり婚をして、結婚と同時に今の家を購入。それから2年間、楽しくやっていたのに、どうしてこんなことに……」

27歳で家を買う……そのことに少々驚いていたら、千穂さんはそれを察し、「家といっても、超古民家ですよ。戦前からの物件で、ター様(夫)が、DIYが好きで、あちこち手を入れながら暮らしているんです」と言います。住所を伺うと、都心から90分の神奈川県内の駅が最寄り駅で、さらにそこからバスで30分はかかる場所です。

旦那様の様子がおかしくなったのは、新卒から勤務していた貿易関連会社がコロナ禍で倒産してしまった2か月前から。

「ター様はヨーロッパが大好きで、大学時代から歴史も文化も勉強し、留学もしていたんです。仕事も含めると年4回は渡仏して、本当に生き生きしていたのに、新型コロナでこんなことになってしまって。家も買ったし、娘もいる。今はIT関連会社で派遣社員をしながら食いつないでいるのですが、最初は、本当に辛そうでした」

ある日突然、楽しそうに会社に行くようになった

1 2