コラム 【浮気事件簿】イケメン夫だけど、住宅ローンも生活費も妻に丸投げ……。コロナ倒産を機に浮気に走られて~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、押田千穂さん(仮名・29歳)。ロリータファッションが似合う、フリーランスのクリエイターで、2歳の娘の母です。派遣社員をしている夫の浮気を疑い、私たちに調査を依頼。

【その1はこちら

旦那様が派遣されている会社を伺うと、横浜にある大きなオフィスビルに入っているIT企業でした。リモートになっているとはいえ、社員数も多く、朝8時の出勤時に自宅から出てくるところから尾行を開始。

マスク姿とはいえ、旦那様は普通にカッコいい。服装は自由のようで、デニムにダウン姿です。ダウンには有名ブランドのワッペンがあり、着道楽であることが伺えます。

出勤してからは動きはなし。17時の定時に出てきたところをキャッチしました。余談ですが、よく「マスクをつけるようになってからの尾行は難しくありませんか?」と質問されるのですが、そんなことは全くないんです。というのも、私たちにとって、顔は最終確認程度。その人の体型や動きで判別しているからなのです。仕草や歩き方には、本当に個人差があります。

旦那様は、慣れた様子で横浜駅近くのオシャレなダイニングバーに入って行きます。ハイボールを頼み、スマホをいじっています。女性と待ち合わせしている模様。

15分ほどして、ワンレンロングヘアに真っ白なダウンコートを着た女性が来ました。合皮の紺色のビジネスバッグには、ラインストーンやフリルやリボンがあしらわれています。10年ほど前に流行った“エビちゃんファッション”の香りをどこか残している女性です。

コートを脱ぐと、胸下から切り替わっている、ガーリーな服でした。旦那様は少女趣味っぽい黒髪ロングヘアの女性が好きなのでしょう。

「オマエ、俺が待ってんのに遅刻してんじゃねえよ」とかなり大きな声で言い、女性は「ごめんなさい~」と甘い声を出していました。

その後も会話を聞いていると、旦那様が高圧的に話しており、女性は「うんうん、そうだね。ター君の言う通りだね」などと対応。

女性は、あいづちを打つ回数が異常に多く、事務所に戻ってから録音した会話を確認したのですが、「うんうんうんうん」という甲高い声が入っており、非常に聞きにくい。

フライドチキンが届き、女性が「うん、おいしいおいしい。うんうん。ター君がおすすめするだけあるね。さすがだね」などと言う。

旦那様は「ったりめーだろ、俺をバカにしているのか」などとおでこを小突く。私たちの隣に座っていた女性二人が、「アタシ、イケメンでもああいう男はムリだわ」と話していました。

ほろ酔いの2人は、小さな駅で降り住宅街の方にヨロヨロと歩いていき……

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