コラム 【浮気事件簿】福士蒼汰君似・39歳夫のバッグにあった意外なモノ~その2~

調査対象であるご主人は、通信関連会社の営業担当であり、一定の行動パターンがありません。会食などで深夜に帰宅することもあれば、18時に帰ってきて夕飯を作っていたりする。これはベタ付きでないと難しいと思いましたが、それだと費用が100万円を超えてしまう。

ひろみさんに詳しくヒアリングをしたら、「ここ数か月間、土曜日に休日出勤をしている様子で、これは結婚8年間の中でなかったことです」と言います。

探偵のカンとして、これはクロだと思い、土曜日出勤の日に全力集中。念のため平日の退勤後の時間も男女2名の探偵で尾行したところ、1週間で結果が出ました。

対象者・ご主人は、依頼者・ひろみさんの予想通り、同じ部署に派遣で来ている30代前半の女性と浮気をしていました。

土曜日に休日出勤と言って出かけ、一度都内の会社には行くけれども、2時間程度で仕事を終え、相手の女性と一緒に会社を出てきます。そのままふたりで電車移動。六本木や麻布のイタリアンなどでランチをし、渋谷駅周辺のラブホテルに行くのがパターンでした。

ラブホテルにふたりで入るところを撮影しても、1回では“気分が悪くなり介抱した”など理由を言われてしまうと証拠として弱い。ですから探偵は2~3回撮影できるよう粘ります。

39歳の男性、しかも自意識が高い方の行動パターンとして、行くラブホテルを変えないであろうと想定。次の土曜日は同様の時間帯にリッツ探偵事務所の動画撮影車を手配しました。そして、前回以上に顔が写っているいいアングルで撮影すべく、別の探偵も入り口で見張りました。

道玄坂の坂を仲睦まじい様子で上がっていく対象者のご主人と浮気相手の女性の姿を確認したとき、この調査は成功した、と思いました。

もちろん、2人の顔がしっかり写っている、明瞭な画像と動画を撮影することができ、これを証拠にひろみさんはご主人と話し合いの場を設けました。家だと感情のコントロールができなくなりそうなので、ご主人に指定したのは近所のファミレス。

ひろみさんは離婚を想定し、慰謝料を請求するための証拠として探偵に依頼した写真を見せたところ、ご主人はその瞬間に泣き崩れ、「相手の女性とは別れる。もう絶対に浮気しない」と土下座して謝罪したそうです。あまりの姿にひろみさんもホロッっときてしまい、離婚を考えるのを踏みとどまったそうです。

浮気の証拠をおさえ、気分をクリアにしたことで夫婦の絆も深まったとか。先日、横浜駅構内で偶然出会ったひろみさんに呼び止められ、「あれから半年……現在妊娠3か月です」と言われ、とても幸せな気持ちになりました。

ちなみに本件の場合、調査費用は約40万円です。

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※本連載の内容はプライバシー保護の観点から、体験内容を変えない程度に一部書き変えております。

賢人のまとめ

パートナーの浮気を疑い、もやもやしているよりは、ズバッと話したほうが幸せになることも。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/