コラム 【浮気事件簿】家事も気遣いも完璧な女性と結婚間近の息子に、母がくだした素行調査指令の理由~その1~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は男性です。佐藤勝さん(仮名・35歳)は、マッチョなイケメン。職業は公務員です。厳しい訓練で知られる職種で、その訓練の様子は映画にもなっているほど。筋肉質な二の腕はかなり太く、シャツの上からでもわかります。

入籍を考えているという同じ年の恋人の様子がおかしいと言い、両親のすすめで私たちに調査を依頼されました。

「僕の家は、そのエリアの名士と言われるような感じです。周囲はみんな僕と同じ苗字で、そのあたりの土地はかなり持っていると思います。そういうこともあって、僕の嫁になる人の素行について、両親が心配したんだと思うんです」

住所を伺うと、東京都内の自然豊かなエリア。一族で土地の運営をしており、農業をしたい人に向けて、畑の貸し出しなども行っているそうです。

「彼女は、農業婚活っていうんですか? 何年か前に、料理×婚活とか、猫×婚活、登山×婚活とか、そういうのが流行ったじゃないですか。そのときにウチがちょっと絡んでいて、農業婚活のお手伝いをした時に出会ったんです。それからつかず離れずの関係が続き、一時はストーカーみたいなこともされたりして。でもまあ、気づけば押し切られて、1年半前から付き合い始めました。コロナ禍を機にウチの実家で一緒に住むことになったんです」

2020年3月の緊急事態宣言でステイホームを余儀なくされた人も多かったです。あのときに、「別々に住んでいては会えないから」と同棲をしはじめるカップルも多かったと思います。

「僕の勤務は交代制で、数日間の連続勤務の後に、数日休むというサイクルです。一度勤務に入ってしまうと、連絡がつかなくなることもあります。僕は実家の敷地内にある離れに彼女と住んでいます。彼女は、ウチの両親とも基本的にうまくやっています。たぶん、理想的な嫁だと思います。それに、僕のことがすごく好きだと何年も言い続けてくれていた。その結果付き合ったので、正直、浮気などこれまで全く疑ったことはなかったんです」

写真を見せていただくと、35歳とは思えないくらいの、ガーリーな雰囲気の美女。小柄でスリムで、赤を上手に使ったメイクをしており、とてもかわいらしい。しかし、写真から「この人は気性が激しそうだ」という匂いがプンプンしました。

「付き合ってくれなくちゃ、死ぬから!」と押しかけられた

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