コラム 【浮気事件簿】元夫から略奪し、10年間同棲した彼女が結婚してくれない……王子系男子が見た現実~その1~

柊也さんと彼女が住んでいるのは、東京と神奈川の県境にあるエリアの築20年以上の賃貸マンション。

「きちんと自活したい、と彼女が言ったので、僕は10年前に親が持っていたマンションを出たんです。コロナ禍になってからは、彼女と家で晩酌するのが楽しくて、ずっと一緒にいたかったのですが、彼女はなぜかちょいちょい外泊する。そのことに触れると、“しばらく距離を置こうか”と出て行ってしまう。これ以上詮索すると、同棲解消と言われそうで怖い……。結婚の話を改めてすると、いつものように“私では釣り合わないから”とその話を避けるんです」

結婚の話さえしなければ、関係は良好だった。

「でもこの前、親戚が僕の結婚に向かってアレコレ動いているという話をしたんです。僕としてはどうしても彼女と結婚したい。そのことを伝えると、“この10年間、柊也との将来は私には見えていなかった”と断言されてしまったんです。僕は絶望的な気持ちになり、つい“僕は君の元夫慰謝料150万円も払って、家も出て、何もかも君の言う通りにして、それでそのセリフはないだろう”とカッとして言ってしまったんです。すると彼女は“それって、柊也がやりたくてやったことでしょ?”っと鼻で笑ったのです」

すでに、柊也さんは涙を流しています。今までの話を聞く限り、彼女は何かを隠しています。

「結婚の問題が切実になるまで、ホントに幸せだったんです。彼女が淹れるお茶のおいしさ、そばで寄り添ってくれる日々を思うと、こんな別れは辛くやりきれない。関係を修復できるならそうしたいんです」

そのためには、自分の目で現実と向き合わないと前に進めないそう。

「この10年間、気持ちは通い合っていたと思うんです。彼女はいろんな欲が強い人なので、たぶん浮気もしていたと思うけれど、それは遊びだと思ってみて見ぬふりをしていました。でも別れるとなると、大人としての筋を通してもらいたいんです」

調査はしますが、写真で見る限り、彼女のような女性は絶対にモテます。見た目が地味で肌と髪が美しく、ふっくら体形で色が白く、自立しています。そして自分の意見をハッキリ言う……真のモテキャラとも言えます。

「もう現実から逃げるのはやめます。彼女との結婚問題について、自分の手でけりをつけたい。どうぞよろしくお願いします」

彼女の浮気疑惑が浮かび上がるたびに、ひとりで泣いていたという。

※本連載はプライバシー保護のため、一部内容を変えています。

「釣り合わない」と言っていた彼女の真意は?……~その2~に続きます

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/