コラム 【浮気事件簿】元夫から略奪し、10年間同棲した彼女が結婚してくれない……王子系男子が見た現実~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

☆☆☆

今回の依頼者は、佐伯柊也さん(仮名・34歳)。大手IT企業の正社員でSEをしている物静かな男性です。10年間同棲している2歳年上の彼女についての調査を依頼されました。

【調査までの経緯は前編で】

現在、彼女は家に帰ったり、帰らなかったりしているとのことで、彼女の勤務先から張り込みをスタート。

緊急事態宣言中ですが、業績が好調な会社ということもあり、社員はフルで出社しているとのことでした。

17時の定時ピッタリに、彼女がビルから出てきました。ふくよかなボディが肉感的でセクシーです。といっても太っているのではなく、健康的なのです。雰囲気全体は清潔感があり、クリーンでピュアな感じ。

バッグも靴もシンプルでよく手入れがされていて、彼女の雰囲気にとても似合っています。駅まで歩いているのですが、おそらく探偵の調査にも慣れているのではないでしょうか。周囲を見回し、後ろを振り返り、意味もなく立ち止まったりするという探偵泣かせの行為をしながら、歩く彼女をなんとか追い切りました。

駅の改札に入るのかと思っていましたが、反対側に渡って繁華街へ。相変わらず警戒をしつつ、雑居ビルの中にあるイタリアンレストランに入って行きました。

「直後に店に入ったらバレる」と思い、じりじりしながら20分間外で待機。すると、柊也さんに似た、背が高くて細いスーツ姿の男性がそのお店に入って行きました。

そこから15分置いてお店に入ると、彼女と男性が、楽しそうに食事をしているところの撮影に成功。彼はしきりに「遅れてごめんね」と繰り返していましたが、彼女は「いいよ、ひとりで飲んでいたから」と低く甘い声で話していました。

彼女の声はとても低く小さいのに、聞き取りやすいという不思議な声質で、聞いていると心が落ち着いて眠くなってくる。男性も酔いのせいもあるのか、とろ~んとしています。

それにしても彼女は相手の話を聞くのが上手。的確に知的に相づちを打ち、意見を言います。普通の人が10分かかるところを、2分程度でまとめてしまう能力の持ち主です。

19時になると、ワリカンで会計を済ませて、 駅まで歩き電車に乗りました。彼女はさりげなく周囲を警戒しているので、私達はリバーシブルのジャケットを裏側にしたり、ヘアアレンジとバッグ、歩き方を変えて尾行を続けます。

電車の中でも男性のほうが積極的で、彼女は塩対応。男性が「手が柔らかくて気持ちいいです」と言い、強弱をつけて手を握っているうちに、彼女は腹を決めたのでしょう。男性と一緒に都心から20分程度の駅で降りていきました。

男性は、スーパーで3000円のワインと1000円のチーズを買い、彼女は600円のいちごを購入。築浅のマンションに2人で入って行き、出てきたのは翌朝でした。

彼だけではなかった、彼女を取り巻く男達

1 2