コラム 結婚先延ばしで5年の歳月が……アラサー女子の忍耐の果て~その1~【浮気事件簿】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、安本満里奈さん(仮名・32歳)。大手食品関連会社でSEとして勤務しています。いかにも仕事がデキそうなキャリア女子で、スレンダーな長身に白のニットと黒のワイドパンツが似合っています。

同棲5年になる彼について、浮気調査を依頼されました。

「彼とは社内恋愛をしていて、職場の人も祝福してくれています。“結婚秒読み”と言われながら、もはや5年が経過しており、やりきれません……」

そう言いながら泣き出してしまった満里奈さん。きりっとした外見からは全く想像がつかなかったので、私達も驚いてしまいました。

それから、泣いておられること1時間。誰にも言えずに悩んでいる方にとても多いのですが、我慢が堰を切ると、涙と言葉がとめどなく溢れてくるんです。

その間に語られた話をまとめると、彼とは同期入社で10年前に知り合ったとのこと。当時、互いに別の人と交際していたけれど、25歳のときに満里奈さんが彼のことを意識し始め、当時の彼と別れ、距離をググっと詰めていきます。

その後、2年間は、友達関係が続き、つかず離れずのいい距離感をキープ。そして、満里奈さんからアプローチ。告白したのは満里奈さんから。その愛の言葉を受け、交際をスタート。

「彼は生まれながらにモテており、姉が2人いるからか、女扱いがうまいんです。ライバルも多いです。彼が残業をしているときは、私もさりげな~く残ったり、社内の飲み会では絶対に隣の席を確保。SNSで彼の友人関係を調べ、共通の知人を探しまくって、彼が行くイベントに偶然を装って行くなど、必死で距離を詰めていきました。この2年の片思い期間中は、友人、職場の先輩・後輩も応援してくれて、思えばあの時がいちばん幸せだったかもしれません」

満里奈さんは努力の人です。仕事も恋もプライベートも、アスリートのように自己研鑽を重ねています。趣味を伺うと、マラソンとダンス。いずれも、セミプロ級だと言います。

「交際とほぼ同時に、彼が当時住んでいた独身寮を出なくてはならなくなり、“うちにおいでよ”と言ったら、来てくれたんです」

満里奈さんが住んでいるのは、父親が所有する都内の一戸建て。相場よりかなり安い家賃で住めているとか。

「同棲前に、父に彼を紹介したら、“やめとけ”と言われたんです。でも“今後、結婚する”ということで、許可してもらいました」

その後、すぐに結婚すると思っていたら、「30歳になったら」と言われ、30歳になったらなったで、「今はその時期ではない」と言われ、引き伸ばされているとのこと。

元同僚が「あなたの彼、変なところで見かけたよ」とタレコミ

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