コラム 2年交際し、授かり婚を望む優しい彼の「なりすまし」疑惑。彼はいったい何者?~その1~【浮気事件簿】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、中村愛美さん(仮名・30歳)。都内の食品関連会社に勤務しているキャリア女性です。ふんわりと優しくゆっくりと話す方で、一緒にいると温かい気持ちになります。

「本気で交際している彼が、実はとても怪しいことに気が付きました。結婚する話をしているのに、一向に先にすすまないんです」

愛美さんは大変に混乱されている様子です。交際は2年に及び、どこからどう話していいかわからないとおっしゃっていました。ひとまず、出会いのきっかけから伺って、紙に書いていくことにしました。

というのも、コロナ禍以降、時間の流れが速くなっていると感じている人が多く、半年前だと思っていたことが1年以上前だったり、1年前だと思っていたことが、さらに前だったりすることがあり、精査が必要なのです。

「彼は、私が“本気で婚活しないとヤバイ”と思った28歳のときに出会いました。マッチングアプリです。婚活に本気な人しか使わないきちんとしたアプリです」

そこで、愛美さんは彼とマッチングをしました。愛美さんは一緒にいてラクな、素朴で優しい人を求めていたとか。

「私自身に収入があるので、ハイスぺ男子にはそんなに興味がありませんでした。それに、アプリに来るハイスぺ男子の中には既婚者もいると聞いたこともあり、朴訥な外見の人を選んで“いいね”をしていました」

その中にいたのが、「父親から譲られた和食料理店で働いている」という彼だったそう。

「私は食品関係の仕事なので、食べ物を扱う人がいいな……と思ったんです。彼は私より2歳年上というのもよかった。実際に会うと、“身バレすることを恐れて父親の店と言っていたけれど、ホントは〇〇(有名な日本料理店)で働いているんだ”と名刺を出してきました」

初対面で意気投合して、彼のほうから「こんなに気が合う人はいません。よろしければ、僕の彼女になってください」と言われました。

理想的な彼との2年間

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