コラム 息子が連れてきた完璧な彼女。母親の鋭いカンで剥がれたメッキ【浮気事件簿・後編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、不動産関連会社を経営する、中村翔太さん(仮名・26歳)。翔太さんはご自身で、「僕、二代目ボンボンなんです」とあどけない笑顔で言う男性で、強烈なお母様とともに、交際相手の31歳の女性の調査を依頼。彼女はフリーランスでブランディングなどを手がけているそうです。

【これまでの経緯は完璧すぎる彼女を連れてきた息子に、母親が「彼女の素行を調べなさい」と厳命した理由で】

彼女が翔太さんの家に遊びに来たという翌朝に、私たちは張り込みを開始。

朝10時に出てきた彼女を追います。彼女は色白で髪が長く、華奢なのにグラマラスな体型をしています。家から駅に向かうたった300メートルくらいの間に男性に声をかけられていました。朝っぱらからナンパされるほどの美貌と魅力の持ち主なのです。

彼女は表参道の駅で降り、有名なカフェで自撮りをしたと思ったらPCを開いて何やら仕事をし始めました。

10分もしないうちに、いかにも業界人という感じの男性が来て、彼女の肩を揉みます。すると「いやだわ~。もう。●●さんって~」と舌ったらずな甘い声を出しています。男性がクラっときていることがわかりました。

男性は彼女の正面に座り、打ち合わせのような体で15分程度話して、彼女に目で合図。すると彼女は立ち上がり、PCを畳んで男性と腕を組んで表通りへ出ていきました。タクシーを拾って行った先は、予想していた通りラブホテル。入るところと、2時間滞在してから出るところを押さえました。

彼女はその後物陰に隠れると、ピンク色の封筒の中に入っている枚数を数えて舌打ちしていました。

その日は、港区内の自分の自宅マンションに帰っていきました。依頼者・翔太さんもまだ一度も入ったことがないそうです。

表札を確認すると、彼女の苗字ではなく、別の苗字が書かれています。物件名と表札の苗字で検索すると、あるネットワークビジネスのオフィスがヒットしました。表札に書かれていた苗字と彼女の名前を組み合わせてSNSを探すと、「美と人生のコンサルタント」というような意味の肩書の人物で、セレブ層と交流している内容のブログがヒットしたのです。

初日にこれだけの要素が出てしまったので、今後はどうすべきかを翔太さんに連絡。すると「母に電話してください」と言われ、お母様に電話をしました。

調査内容を話すと、「とりあえず、3日間張り付いてください。化けの皮が剥がれるでしょう」と静かにおっしゃいました。

パパ活がメインで、ろくに仕事はせず、評判だけが悪い……

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