コラム 推しのインストラクターに恋!アラサー女医の恋は何故成就しなかったのか【浮気事件簿・後編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は山本友愛さん(仮名・30歳)。友愛さんは、先祖代々医師という家庭の一人娘。5歳年上の親が決めた婚約者がいます。しかし、マンツーマンで指導を受けられるジムのインストラクターの男性からなんとなくアプローチされているようで、好きになってしまいました。それを婚約者に言うと「結婚は別として、恋愛関係になればいい」と公認をもらったものの、友愛さんはそれができるほど器用ではありません。

インストラクターの男性は友愛さんに好意を示す仕草をするものの恋愛関係には踏み込んでこないので、モヤモヤが募っているそうです。そこで私たちに調査を依頼されたのです。

【これまでの経緯は前編で】

男性は、毎日のようにジムに通勤しているので、ジムからの張り込みをしました。彼の受け持ちのレッスンの終了が21時なので、20時から張り込みを開始。

都心のジムは出入り口が一つしかなく、近くのコーヒースタンドでドアを見ていたところ、彼と思しき人が出てきました。

髪の毛をオレンジに染めているのですぐにわかりました。胸の厚みがあり、上品で優しい物腰とたたずまいをしていて「とても配慮ができる人だな」と思いました。

誠実な人というのは、そのたたずまいからもわかるのです。婚約者がいる友愛さんと軽いノリで深い仲にならなかったというのも、とてもよくわかります。

彼はタクシーで新宿方面に行き、ある飲食店に入っていきました。1時間以上待っていたのですが、なかなか出てこないので、客として中に入ってみます。

彼はその中で、スーツを着た男性と親密に何かを話し合っており、出たあとは、二人で近くのマンションに入っていきました。ドアが薄く外にいても声が聞こえてきました。

「あと1回」「いけるいける、がんばって」などと優しい声が聞こえてきて、彼がパーソナルトレーニングも担当していることがわかりました。

その言い方がとても優しくて、人柄が伝わってきました。

深夜0時に出てくると、男性とは別れて慌てて終電に。新宿から20分ほど乗って、自宅と思しきマンションに帰っていった後で、その日の調査は終了しました。

マンション名を検索すると、分譲賃貸の物件で、家賃もそこそこ高く、ファミリーが住んでいることが多い様子。

ひとまず、翌朝まで張り込みをすると、7時に出てきて、その後はさまざまな個人レッスンやスポーツクラブのレッスンをこなし、帰宅しました。

彼は誰からも愛されているが、特定の人はいないのか……

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