コラム 同棲中の彼に、自分の家のカギを勝手に交換された!?その驚愕の理由【浮気事件簿・後編】

彼は真美子さんには、「進学高卒業後、名門大学に入学するも中退し、起業。しかし失敗して再びそれ以上の名門大学の入試に挑み合格。環境や社会学を学んでいる」と語っていましたが、実際の彼は、ただ留年を繰り返し、卒業できないないまま、何度目かの4回生をしている男性だったのです。

ただ、持ち前の華やかさがあり、女性にはモテるし、ベンチャー企業などから“インターンに来ないか”との誘いも多く、そこそこ収入を得ているよう。

真美子さんのマンションに来ていた2人の男性は、26歳と29歳の社会人。そのうち一人は、社会的に地位がある“士業”の職業に就いている人物だったのです。会話の単語を拾いながら検索し、本人を特定。相続問題に強いコンサルティング会社に勤務する人物でした。

家の鍵を付け替えたのは、この人物の入れ智恵のようで「また彼女が帰ってくると言って来たら、カギを元に戻せばいい」などと語っていました。

彼は妊活に対応するのが本当に苦痛らしく、その愚痴を男性に語っていました。真美子さんがどのように妊活に迫ってくるかを面白おかしくネタにしており、その残酷な事実をご本人が知ったらどう思うかを考えてしまいました。

その後、男性たちと別れると、彼は近くのコンビニへ。誰かを待っているような様子でした。そこに、真美子さんとは正反対のタイプの、地味で穏やかそうな雰囲気の女性が来たのです。おそらく30歳くらいでしょうか。

手をつないで自宅マンションまで戻り、2人は部屋に入っていきました。扉の外からも、浮気の事実を示す会話が聞こえてきました。その後、夕方に出てきて、彼は駅まで彼女を送っていきました。

女性を追うと保育園に立ち寄ってから帰宅。3歳くらいの女の子の手を引いて、立派な一戸建てに入っていきます。表札の名前を検索すると、彼がインターンで入っている会社の取締役の男性がヒット。女性はその男性の妻のようです。

以上の調査結果を、真美子さんに提出すると、「なんだかいろいろ引っかかっていた、彼の経歴の謎が解けた気がします」と肩を落としていました。

交際しながら、彼の話のつじつまが合わないところに気付きながらも、それを「まあ、いいか」と胸にしまうのが大変だったとのこと。

「でも、通っている大学自体はホントでよかったです。それならやっぱり彼と家族になりたい。子供が欲しい気持ちにも変わりありません。とりあえず、私が妊娠したら、その先のことを考えようと思います」

浮気をされ、自宅を異性交遊の場にされても、それでも彼がいいと言います。

「ここまでスペックがそろっている人はなかなかいないんです。またゼロから探すのはしんどいですから。愛と言うよりもむしろ、精子提供してもらえればいいかなとさえ思っています」

すぐに真美子さんは彼に「今日から帰る」と連絡をしました。その翌日の昼に真美子さんから事務所に連絡がありました。

「彼が、どうしても私と別れたいって言ってきたんです。こちらから証拠を見せる間もなく、自分のこと、自分のやってきたことを白状しました。嘘をつき続けるのも、妊活されるのもどちらも辛いと」

真美子さんは関係修復を頑張ると言っていましたが、私は何も意見を言うことはできませんでした。

今回の調査費用は、50万円です。

彼とどうしても結婚したいが……。

※本連載はプライバシー保護のため、一部内容を変えています。

賢人のまとめ

どちらかの理想に強引にコミットしようとして、不協和音が生れるカップルは多いです。どちらかのストレスが、浮気や暴力、または別れにつながってしまうこともあります。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/