コラム “推し”と夢の同棲中、彼の豹変で察知した別れの気配【浮気事件簿・後編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は菊川佳織さん(仮名・30歳)。大手食品関連企業に勤務しているしっかり者の女性です。今、1年半同棲している彼についての調査を依頼されました。彼は10歳年上のバツイチで、ミュージシャン。半年前にプロポーズされたあたりから、彼の様子がおかしくなってきたとのこと。

【これまでの経緯は前編で】

彼のスケジュールは、 佳織さんとグーグルカレンダーで共有しているので、すぐにわかりました。予定と行動パターンをしっかり押さえて調査をしないと、費用ばかりがかさんでしまいます。

彼の予定は規則正しく、10時から13時までは製作、14時から17時までは打ち合わせを入れ、夜はライブに出演したり、飲みに行ったりしています。

スケジュールはざっくりしていて、18時から24時まで「SBY」と入っていることが多かったです。これの意味を依頼者・佳織さんに聞くと「渋谷(SHIBUYA)のことです」と。歌舞伎町は「KBK」なのだとか。

ひとまず、ライブがない日を狙って調査に入ることにしました。朝8時から自宅マンション前で待機すると、スッと背が高い男性が出てきました。彼です。

背中に大きく「×」の印象的なデザインがされているTシャツを着ていました。ペアの探偵に「変わったデザインのだね」と言うと「あれ、1枚5万円はするブランドのですよ」と言いました。

彼は家の近所の仕事場に入り、13時ピッタリに出てきました。近くのラーメン屋さんで餃子とラーメンを食べて、自宅に戻って昼寝。15時に再び出てきて、喫茶店へ。広いテーブルに座ると、入れ替わり立ち代わり男性がきて、何やら楽しそうに打ち合わせをしていました。

打ち合わせと打ち合わせの間に、スマホを頻繁にチェックしています。通りがかりのようにしてちらりと見たら、文字までは読み取れなかったのですが、明らかにハートマークだとわかるメッセージが多々ありました。

19時にすべての打ち合わせが終了し、外に出ていきなりタクシーを捕まえました。「やばい、詰んだ」と思いましたが、運よく私たちの前にもタクシーが来ました。

日本橋にある超高級ホテルに横付けし、ラウンジへ。すると、ナチュラルで優しい雰囲気の30代と思しき女性と合流。この女性は依頼者・佳織さんに似ていました。

「さみしかった、大好き、愛してる」を連発する女性の正体は?

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