コラム 結婚のため「彼最優先」の2年間を過ごしてきたのに……【浮気事件簿・前編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

☆☆☆

今回の依頼者は、田中歩美さん(仮名・30歳)。大手広告代理店に勤務するキャリア女性です。すらっとしたモデルのような体型で、パンツスーツを着こなしています。 イヤーカフやシルバーのバングル などのアクセサリーをシンプルにカッコよくつけていらっしゃいます。

見た目はスッとしていて、恋愛にも淡白なイメージに見えますが、瞳の奧に熱いものをもっていることがわかりました。

「今回、調査をお願いしたいのは今付きあっている彼の事です。本当に好きで、私だけのものにしたいのに、他に女性がいるみたいで……。悩みすぎていて眠れません」と憔悴しきった様子でお話をされました。

彼は5歳年上の35歳で、日本で一番偏差値が高い大学を出てから、IT系のベンチャー企業を立ち上げた勢いのある若手経営者なのだそう。

「小・中・高と男だらけの中で過ごしていて、大学2年生の時に学生ベンチャーを立ち上げてから、急に女性にモテるようになったと聞きました。そのときに、彼のイメチェンを担当したのが、当時同じサークルにいたという女性の先輩。彼女も彼と同じ学部で、めちゃくちゃ頭のいい人だったそうです。彼は頭のいい人がとても好きなんだと良く言っています」

歩美さんとはいつからどのようなきっかけで交際しているのでしょうか。

「2年前に友人の紹介で出会い、私の方から猛アタックして、最後は彼から告白させました。その後は彼に合わせて、甘えたいところはグッと我慢して、一緒に遊びに行きたくてもグッとこらえて、彼のしたいことを支え続けました。それから1年半、私となら結婚してもいいと思ってくれたようで、半年前から同棲を始めたのです。もちろん、結婚する予定です」

本来なら束縛してしまいたい。それなのに、彼が好きで、結婚したいからこそ、ガマンにガマンを重ねたという歩美さん。その気持ち、よくわかります。

「最初は同棲生活も楽しかったのですが、ここ1か月ほど前から家に帰ってこなくなったんです。理由を聞くと“仕事が忙しい”と。私が疑っていることが伝わってからは、男友達と一緒にいる写真をバンバン送ってくるようになりました」

これは浮気している人が良く行うアリバイ工作のひとつです。本当は浮気相手といるのに、撮っておいた男性といる写真を送ったり……。

彼を“変身”させた女性の先輩がコロナ禍で帰国していた

1 2