コラム 結婚のため「彼最優先」の2年間を過ごしてきたのに……【浮気事件簿・後編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、田中歩美さん(仮名・30歳)。大手広告代理店に勤務するキャリア女性です。交際2年、同棲半年のITベンチャー経営者の彼(35歳)が浮気しているのではないかと私たちに調査を依頼されました。

【これまでの経緯は前編で】

ここ1か月ほど、ほとんど家に帰ってこず、彼の行動が全くわからないため、オフィス前で張り込みをしましたが、初日は空振りでした。歩美さんのほうから彼に「いまどこにいるの?」などの連絡はできないと言います。

歩美さんは彼に相当遠慮をしており、「そんなことをしたら、彼に嫌われてしまいます」と言うのです。

また会社で張り込みを続けていたところ、彼が出勤してきました。ガッチリとした筋肉質の体型で、モード系のメガネが似合っていてカッコいい。どこか少年らしさもあり女性にモテそうなタイプです。

出社してから4時間後、彼は会社を出てくると、そのまま高級外車のレンタルサービスへ直行。ピカピカの外車をレンタルしました。

これは予想外だったので、手続きが終わるまで、タクシーをつかまえて待機します。ペアの探偵は、クルマを手配に行きました。まずは私だけがタクシーで彼の運転するクルマを追うのです。

彼は新宿駅方面に向かいました。西口の裏通りのパーキングメーターに停車。時間を潰しているようです。この間に、ペアの探偵がクルマを押さえてこちらに向かうと連絡が来ました。この日は金曜日だったので、カーシェアが土日をまたいで手配できず、レンタカーにしました。

それから30分後、ペアの探偵がクルマで到着し、タクシーとバトンタッチ。それからさらに20分後、彼のクルマの窓ガラスをコンコンと叩いたのは、依頼者・歩美さんとは真逆のタイプの女性でした。小柄でぽっちゃり体型、彼よりも年上なのはマスクをしていてもわかります。

すぐに出発すると思っていたら、女性は荷物を助手席に置いて、近くのコンビニへ。

それから10分後、さらに一組のカップルがクルマに乗り、4人で出発しました。

クルマは山梨方面に向かい、22時にある民宿へ入っていきました。どうも馴染みの宿らしく、4人で楽しそうにしています。

私たちが入っていくと怪しまれそうなので、クルマで待機。

翌朝、彼は7時に出てきてランニングなどをした後に、9時にクルマで出発。4人は大きな公園に行ったり、ほうとうを食べたりしてゆっくり過ごしています。

依頼者・歩美さんの彼の浮気相手は、やはり「先輩」のようで、彼も丁重に扱いながらも、母のように姉のように慕っているのがわかります。いっぽう、同行しているカップルは彼の友達の夫婦のようです。男性はアラフォーですが、女性は20代の様子。この2人はとても元気な方々で、女性は公園の遊具ではしゃいで盛大にすりむいていました。浮気相手の彼女は「あらあら」という感じで、ペットボトルの水で傷口を流し、手当てをしてあげていました。

彼は浮気相手にべたボレかもしれない……と、こんなさりげない気遣いを見ていて感じました。

独身だと思っていた浮気相手の女性、実は……

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