コラム ワイン会で出会った年収1000万円超の彼に、自己肯定感低め女子が抱いた疑惑【浮気事件簿・後編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、島村園美さん(仮名・31歳)です。中堅商社に新卒時から勤務している堅実な女性です。交際3か月、外資系銀行に勤務する年収一千万円超えのイケメン彼氏(31歳)の素行調査を依頼されました。

【これまでの経緯は前編で】

「彼を本当に愛してしまう前に真実が知りたい」という依頼者・園美さん。彼は「僕は一人暮らしです」と言っているのに家に招待してくれないだけでなく、家の場所もあいまいにしているとか。

家の場所を言わない、家に上げないのは、“独身なりすまし既婚者”に最も多いパターン。私たちも「おそらく、結婚しているか、同棲中の彼女がいる」と踏み、彼が勤務するオフィスビルから調査をスタートしました。

初日は空振り。2日目に彼を見つけて尾行を開始しました。彼は園美さんの言うように、かなりのイケメンです。すらりと背が高く、マスクをしているから目力がより際立ちます。手足が長く、指がスッと長い。

彼は18時にオフィスから出ると、徒歩で1キロ近く歩き、おしゃれなカフェに入り、閉店の20時までPCで作業をしていました。颯爽と出ていき、埼玉方面に向かう電車に乗ります。

園美さんには、「都内の●●で一人暮らしをしている」と語っているそうですが、そちらの方向ではありません。

都心から1時間程度、かなりの郊外の駅で降ります。私たちも後に続くと、カエルの合唱がお出迎え。空気が清らかで夏の訪れを感じました。彼は迎えのクルマに乗ると、あっけなく走り去っていきました。

私たちは車種と色、ナンバーをあわてて控えてその日は調査終了。探偵の調査で難しいのは、タクシーがいない郊外での迎えのクルマにどう対応するかかもしれません。

翌朝はクルマを手配し、彼を待ち構えます。昨夜のクルマは朝6時にやってきて、彼を駅で降ろしました。彼は運転席の人物と軽くキスをして笑顔で駅に向かいます。ペアの探偵が彼を追い、私はクルマを尾行しました。

クルマは15分ほど走り、門がない敷地の中に入って行きます。敷地の奧にはかやぶき屋根の母屋、鶏小屋、プレハブの家などがある“村の庄屋さん”というような雰囲気の家がありました。

彼と家族の問題が大きすぎた……

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