コラム 「浮気したら200万円」ハイスペ彼氏との結婚を決めた港区女子の大誤算【浮気事件簿・前編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

☆☆☆

今回の依頼者は、中野美奈代さん(仮名・29歳)。都内のIT関連会社に勤務しています。典型的な“港区女子”というタイプで、とても清楚で美しい。黒髪はツヤツヤで、肌は陶器のようになめらかです。ベージュピンクのネイルは楕円形で、立ち振る舞いも美しく、いかにも「育ちがいいお嬢様」というタイプです。

マッチングアプリで出会い、真剣に交際している10歳年上の彼についての調査依頼でした。

「今、交際している彼から、“一緒に住まないか”と言われているんですけれど、そこまで信じていいかわからなくて、調べてもらおうと思ったのです」

交際歴を伺うと、半年間だと言います。一緒に住まないかという話になったのは、2か月前に彼の自宅療養をサポートしたからだそう。

「病気で2週間の自宅療養が必要になり、“あなたのために何でもしたい”みたいなことを私が言ったんです。最初は遠慮していたのですが、やはり家から1歩も出られない。薬や食べ物などを自宅に差し入れるときに、ちょっとしたメモを書いておいたら、彼から“結婚を前提に一緒に住みたい”といわれたんです」

しかし、彼は遊び人なのではないかと疑っているそうです。高身長、高学歴で会社をいくつも経営しています。軽井沢や金沢、北海道など人気のエリアに一戸建ても所有して、貸し出すビジネスもしているそうです。

「超ハイスペックなのに、なぜマッチングアプリに登録したのかと聞いた時に、仕事が忙しくて女性と出会えなかったからだと言っていました。でもそうとは思えないというか……。アプリでモテる自分を、楽しんでいるようなところがあるのです」

ずっと努力を続けてきたハイスペック男性が、社会人になって成功する。その後経済力を目当てにやってくる女性を“手玉に取っている自分”を楽しむことは多くあります。

「彼もそういうタイプです。私にとって結婚は人生をかけた一大事業なんです。地方の貧困家庭出身で、奨学金を払いながら短大を出て、セクハラに耐えながら東京で働いてきたので、結婚で挽回したいというか。セクハラしがちな先輩男性は、とはいえ仕事で優しくしてくれたり、おいしいご飯をご馳走してくれたりしてくれましたけど……。超嫌だったのは、キャリア女性に見下されること。私、超いじめられました」

書類を隠されたり、ファイルをPCから消されたりしたことが何度もあったそうです。

「そういう女性が、結婚して幸せになっています。せめて私は、顔もスペックも最高な男性と結婚して見下してやりたい、と。なのでうちの会社や取引先の男性ではダメなんです。だからマッチングアプリで懸命に探して、理想の人を引き当てたのです」

マッチングアプリの画面を見てしまった

1 2