コラム 「浮気したら200万円」ハイスペ彼氏との結婚を決めた港区女子の大誤算【浮気事件簿・後編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、中野美奈代さん(仮名・29歳)。都内のIT関連会社に勤務する“港区女子”風の女性です。マッチングアプリで知り合い、交際半年の10歳年上の彼の調査を依頼されました。

【彼と彼女のこれまでの経緯は前編で】

彼の生活は規則正しく、朝9時10分に自宅を出て、電動自転車か電動キックボードでオフィスに行きます。

メインの会社の社員は5人程度おり、営業などで都内を移動して、夕方18時にオフィスに戻って食事。そこからが自由時間になるとのこと。

このように行動のパターンが決まっている人の調査は証拠をつかみやすいことが多いです。

私たちも「1回で出るだろう」と思っていたのですが、実際は難航。というのも、依頼者・美奈代さんが本人に「探偵に依頼している」などと言ってしまったことが予想されます。

相手に対して何かをずっとガマンしている依頼さんに多いのですが、「もう探偵が証拠をつかんでくれるから」と言うような言動や、それを匂わせる態度を取ってしまうのです。

すると、調査対象者は警戒します。探偵の行動パターンなどを知り、わざと撒くような行動をするのです。

初日の調査は、それゆえにか空振りしました。後続するタクシーがいないことを確認し、いきなりタクシーに乗られたのです。またそこはタクシーが通らないエリアでした。

昼間も尾行していたのですが、尾行者がいないか、かなりきょろきょろしていました。探偵の存在を警戒しているのか、まっすぐに帰宅。2日目も同じ状況でした。

3回目の調査は、それから2週間ほど後に行う予定にしていました。すると依頼者・美奈代さんから「彼から船舶免許の合宿仲間と宿泊に出かけると言われました」と連絡が入ったのです。

彼はゴルフとスキューバ、船と自転車と多趣味。いずれも、ほとんどが日帰りなのに、今回宿泊するというのはおかしい。

そこで、その予定日に朝からマンションの前から探偵カーで張り込みを開始。彼はすっかり油断しているらしく、あたりを見回すこともしません。

東京駅までタクシーで行き、横須賀線に乗って逗子方面へ。私は電車で尾行して、ペアの探偵はクルマで向かいます。駅に着くといかついドイツ車がお出迎え。マリーナ方面に向かいます。

そこで待っていたのは、いかにも“港区女子”という、美奈代さんにとてもよく似ている女性たちが3人。男性は3人です。

マリーナで3時間ほど。その後は6人全員でマイクロバスに乗り、高級ホテルに移動しました。幸い、最も安い部屋がとれたので、私たちも尾行を続けます。

夜中に行われていたこととは……

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