コラム 「結婚には持ち家が必須」一緒に貯金を頑張った5年交際の彼が消えた【浮気事件簿・前編】

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は結城恵美さん(仮名・34歳)。関西地方の大手企業に一般職として勤務する女性です。わざわざ横浜のカウンセリングルームに来てくださった理由は、5年交際した婚約者と音信不通になってしまったから。

恵美さんは、黒髪ストレートのセミロングヘアで、とても真面目な雰囲気が印象的な女性です。目鼻立ちがくっきりしていて、かなりの美人。モテそうなオーラを全身から放っています。

「彼とは大阪で知り合って、5年間付き合ってきました。最初から“結婚するならあなたしかいない”と言われて、当時、私には付き合っていた人がいたのですが、あまりにも熱烈に気持ちをぶつけられたので、彼の方を選んだのです」

恵美さんは当時29歳。早く結婚したいと思っていました。しかし、当時交際していた男性は、恵美さんの提示する「結婚の条件」に合致しませんでした。条件とはなんなのでしょうか。

「それは、家を買うことです。結婚するのなら、自分の家…一国一城の主になって、妻である私を迎えてほしいと思っていました。前の彼は家を買うという発想自体がありませんでした。“賃貸でも変わらないじゃん”と言うタイプで。でも私は違うと思っていて、家はやっぱり自分たちの家であり、一生に一度の大きな買い物です。2人で力を合わせて選び、購入し、そこで子供たちを育てていく。家があるから家族であり、家族になるなら家が必要だと思うんです」

その思いは強く、私も圧倒されるほどでした。恵美さんは、新しい彼…すなわち5年交際して音信不通になっていた彼とは、家に対する価値観も似ていたのだそう。

「彼は高校卒業後、地方の信用金庫に入行し、コツコツ働いて大手の信販系の会社に転職。私と出会った頃は、そこからグローバルな金融関連の会社に転職するタイミングだったのです。彼の貯金は0円でしたが、私が貯金のやり方や資産の増やし方を教え、5年間で1千万円近く貯めることができました」

その方法が気になって、少し教えていただくと、想像を絶するケチケチな内容でした。

「早く結婚したかったし、家も欲しかったので、そのくらい根詰めてやらないとダメなんですよ」

共通の知人から「そっとしておいてやって」と言われたが

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