コラム 「結婚には持ち家が必須」一緒に貯金を頑張った5年交際の彼が消えた【浮気事件簿・前編】

それでも交際は順調に続き、5年間で2人合わせて、なんと数千万円のお金を貯めたのだそうです。

「貯金ってお互いのいい目標になるんですよ。すっごく頑張れますしね。私は子供のころから、新居は新築のタワーマンションがいいって決めていたんです。子供が欲しいから4LDKで、ピアノが置けて、ワンちゃんが飼えて…と2人で夢を話すのも楽しかったんです。でもコロナ禍になってから思うように会えなくなってしまいました。私の会社はリモートワークができないのですが、彼はリモートで、会社から厳重に外出禁止を言われていたのです」

距離が離れると、心の距離も離れてしまいます。コロナ禍になってから1年半、それまで、毎週のように会っていたのに、デートは月に1回になり、それもやがて途絶えてしまうように。

「私からすると、家を買う目標で2人で頑張って来たのに、梯子を外された気持です。あれだけ将来のことを話し合ったのに」

そういって、さまざまなことを思い出したのか、涙を流す恵美さん。聞けば彼は交際当初、うるさいほど「愛している」を繰り返しており、今となってはそれも懐かしいと言っています。

「彼と完全に連絡がとれなくなったのは1か月前。おかしいと思って、彼の家に行ったら、なんと引っ越していたんです。そこで共通の知人に片っ端から当たったら、みんな歯切れが悪い受け答えで…。これは彼が口止めしたと思い、彼の会社に連絡してみたんです。すると、“その件については何もお応えできません”と言われてしまって」

恵美さんはてっきり、彼が新型コロナで入院しているのかと思ったそう。

「でもそうではなかったんです。あるとき、彼の共通の知人から、“彼は東京に転勤したよ。そっとしておいてやって”と言われました。といっても、彼と私は正式には別れていません。ずっと会っていないから、彼は気まずくて、東京転勤のことを言えなかったんだと思っています。だってずっと大阪のタワマンを買うって二人で言っていたんだから、言い出しにくいのかもしれません。でももしかしたら、ホントは別れたかったのかもしれない。

コロナ禍で会えないうちに、彼は引っ越していた…

いずれにせよ、彼との関係性の問題を片付けないと、前にすすめないんです。山村さんには、彼を調べていただきたくて。東京でどうしているのか、そして別の女性がいるのかどうかも教えていただきたいのです」

※本連載はプライバシーを配慮し、一部内容を変えています。

彼は東京の賃貸のタワマンに住み、ワンちゃんと一緒の生活を…どういうこと!?
後編】に続きます。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/