コラム 婚活10年、35歳女性の「余計な一言」で見えた結婚秒読み彼の本音【浮気事件簿・後編】

調査の朝に、まさかの引っ越し。彼はいったいどこに行くのか

改めて土日にマンション前に張り込むことにしました。

すると、土曜日のお昼に出てきた彼は、駅で背の高い女性と待ち合わせをして、ファミレスに入っていきます。彼女はデニムにTシャツにリュックというラフな姿。デートと言う感じではありません。

会話からわかったのは、女性は彼の同期ということ。しかも、かれはもじもじと嬉しそうにしています。迫力とカリスマ性のある女性で、おそらく同期の中でも出世頭なんだと思いました。

女性は「しっかし、あんなにダサかった〇〇君(彼)が、こんなにカッコよくなっているとはね。服は変わっても中身は変わらないよ。いつもいい仕事、ありがとう」と言っています。

彼は「そう言ってもらえると嬉しい。ここまで頑張れたのは、あなたが目標だったから。そして今が夢みたいだ」と言って、テーブルの上で女性の手を握りました。

すると女性はマスクをしていてもわかるほど、顔が真っ赤になって照れています。彼は「もう、かわいいな~」と言って頭を撫でていました。

女性はハンバーグ定食を、彼はチキン網焼き定食を食べ、彼が会計をして出ていきます。帰りにコンビニに寄り、彼は軍手を購入。女性は「私は自前のがある」と言っていました。

それから2人はマンションに入っていきました。すると女性はゴミ袋を10袋ほどマンションのゴミ捨て場に運搬。13時に引っ越しセンターのトラックが来て、彼の荷物を積み込んで行きます。

彼と彼女はトラックを見送ります。彼女は「じゃあ後で!」と駅から電車に乗り、都心から30分程度の駅で下車。後から到着した引っ越しトラックに指示して、彼の荷物を運びこんでいました。

彼は退去の内見を終え、不動産会社のスタッフを見送ると、移動。駅前の商業施設で生蕎麦と天ぷらを購入して、どうやら彼女が住んでいるマンションに入っていきました。

おそらく、依頼者・茉莉さんと出会った後に、彼女と本命として交際を始めたようです。同期ということはお互いに36歳。結婚を見据えて同棲をし始めたということを察することができました。

この結果を見て、依頼者・茉莉さんは大号泣。友達を呼び、抱えられるように帰っていきました。お友達は「失恋するといつもこうなんです。泣けば元気になりますから。私も励ましますし」と言っており、いいお友達に恵まれたんだなと温かな気持ちになりました。

その数日後「私、やっぱり結婚相談所に入ります。彼を諦められてよかったです」と元気な声で電話がかかってきて、私もホッとしました。

今回の調査費用は、30万円です。

※本連載はプライバシーを配慮し、一部内容を変えています。

賢人のまとめ

アプリ婚が増えた今、結婚前に相手の育った背景や、素行を調べる依頼は増えています。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/