コラム 叔父の紹介で出会った彼がどんどん変わっていく…調査でわかった“人生バクチ”の内容【浮気事件簿・後編】

今回の依頼者は日菜子さん(仮名・32歳)。化学関連会社の事務職として働いている女性です。3歳年上の交際1年半の彼の浮気疑惑で私たちに調査を依頼。

【これまでの経緯は前編で】

ワインをカッコつけて飲む

彼は毎日通勤しているとのことで、彼の住むマンション前で張り込みをスタート。依頼者・日菜子さんから伺った彼の行動パターンは、「朝8時に家を出て、定時は18時。月・水・金が比較的時間の余裕がある」ということ。土日は日菜子さんと過ごすことが多いそうです。

そこで、水曜日に調査をスタート。水曜日は浮気している人が積極的に動く曜日です。お店やホテルも空いています。定休日が水曜というお店も少ないからです。

朝から張り込みをしていると、気取った雰囲気で彼が出てきて会社まで向かいます。明らかに「自分はカッコいい」と意識していることがわかります。チラチラと鏡を見て、コーヒースタンドではブラックを頼み、背筋を伸ばして都心のオフィスビルに入っていきました。

会社から出てきたのは、19時。目黒方面まで行き、おしゃれなワインバーへ。比較的カジュアルで立ち飲みなのですが、ここでも背筋を伸ばして、何度もワインの香りを嗅いではクルクルとグラスを回し、また嗅いで…と繰り返しています。ペアの探偵が元ソムリエなのですが、「あんなにスワリング(くるくる回すこと)をしたら、香りが飛んでしまいますよ。変わったワインの飲み方ですね」と言っていました。

それから10分ほどすると、男性ひとりが合流し2人で奥の席に移動。どうもこの男性が彼にパーソナルスタイリストをすすめた大学の先輩のようで、「オマエみたいな男があの会社でくすぶっているのはおかしい」とか「YouTubeチャンネルを作れば月100万円は固い」とか、彼の自尊心をくすぐる内容を話していました。

それから30分ほどすると、髪の長い派手めな女性が合流。女性は彼側に座り、「今日もかわいいわね~」といって両手で彼の頬を押さえて軽くキス。彼はびっくりして否定しましたが「そんなことを言わないの。付き合ってるって言いふらしちゃおうかな~」と言っていました。

うろたえる彼と余裕の美女の様子を、先輩はニコニコしながら眺めていました。

彼は海外進出も考えていた

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