コラム 30歳シンママが婚約した貯金数千万円の真面目男性が、お金の楽しい使い方に目覚め…【浮気事件簿・後編】

横浜の探偵・山村佳子が調査した男と女の浮気事情。そこからわかる恋愛の表と裏を読み解いていく連載です。

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今回の相談者は杏奈さん(仮名・30歳)です。現在、都内の実家に5歳の息子と住んでいるシングルマザーです。仕事は派遣社員をしています。交際1年になる婚約者の彼(33歳)の様子がおかしいので、私たちに調査を依頼。

【これまでの経緯は前編で】

スニーカーとバッグに現れる美意識

彼とはマッチングアプリで出会った杏奈さん。それまで彼はほぼお金を使わず、独身寮に住み、給料もボーナスも貯め込んでいたため数千万円の貯金があったそう。

杏奈さんは「自分を楽しませるためのお金の使い方」を彼に提案し、杏奈さんと息子、そして彼の3人で都内のホテルに泊まるなど、「たまの贅沢」を楽しんでいたそう。

このあたりに、彼の行動の鍵があるのでは?と感じました。調査日は「広島出張だ」と杏奈さんに申告したという土日に決めました。そこで、都心から急行で40分程度のところにある彼の独身寮で、早朝から張り込みを始めたのです。この季節の郊外は、かなり寒かったです。

朝7時に白い息を吐きながら、彼が家から出てきました。都心に行く電車に乗り、ボーッと窓の外を眺めています。色白で細くて、背が高い典型的な“理系男子”という雰囲気の男性です。

でもよく見ると、スニーカーが限定コラボのものだったり、バッグがさりげなくハイブランドだったりして、おしゃれです。依頼者・杏奈さんは「地味な人」と言っていましたが、どうもそうはみえません。

東京駅か羽田空港に向かうのであれば、ホントに広島出張かもしれませんが、そうではなく、8時30分に勤務先に到着しました。そして13時に出てきたので、ランチかと思ったら、そのまま新宿方面へ。

ある有名なお寿司屋さんに入っていきました。2時間程度経ったところで、ウエーブパーマをかけた小柄な女性と一緒に出てきたのです。2人は手を繋いで寄り添うように副都心方面に歩いていきます。

15時30分に、とある外資系ホテルに入っていきました。デイユースを利用するのでしょう。

18時30分に2人は出てきて、新宿駅まで歩いてから解散。

女性が人目を気にしているようなので、既婚者かと推定。私が女性の後を追うと、川崎市内のファミリータイプのマンションに帰宅。

20時にカジュアルなダウンジャケットをはおり、髪をお団子にまとめて出てきたので後を追うと、駅に夫と中学生くらいの息子が待っていました。3人はとても仲がよく、焼肉屋さんに入って、笑いながらご飯を食べていました。

日曜日に会っていた女性は何者だったのか

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