コラム 御曹司の彼に5年尽くしたのに…婚約破棄の理由は親の反対って本当?【浮気事件簿・前編】

横浜の探偵・山村佳子が調査した男と女の浮気事情。そこからわかる恋愛の表と裏を読み解いていく連載です。

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元女優と元俳優は、夜の店で出会った

今回の依頼者・唯奈さん(仮名・33歳)は、「5年交際して、婚約破棄されました。背後に何があったのか知りたいんです」と私たちのカウンセリングルームにいらっしゃいました。

唯奈さんは営業補佐や経理の業務委託社員として都内で働いています。

離婚歴があり、元夫と離婚後に夜の仕事をしているお店で、婚約破棄された男性と知り合ったそうです。

唯奈さんは子役として舞台を中心に活躍し、高校生くらいまでは有名なテレビ番組にも出ていたそうです。華やかな美貌とオーラで、芸能界に身を置いた人なんだろうな…とすぐにわかりました。

「でも、私程度の才能では全くダメでした。テレビに出演したときに心折れたんですよね。あの世界は200m先からオーラが違ってみえる、という人しか生き残れないところ。容姿もありますが、オーラこそが大切なんですよね」

自分の限界を感じ、大学進学を決意。17歳の時に芸能界から身を引きます。

「物心ついたころから台本を読んだりして読解力があったし、暗記力も鍛えられていたので、それなりの大学に合格はしたんですが、つまらないので行かなくなっちゃったんですよね。その間に芸能界周辺の仕事をちょこちょこして、やっとのことで5年かけて卒業しました。そのタイミングで10歳以上年上のテレビ局の正社員と結婚したのですが、2年で離婚。原因は相手のDVでした。25歳のときに叩き出されて、できる仕事が夜職しかなかったので、2年夜の店で働いてお金を貯め、簿記の学校に通って、今の仕事に就きました」

今回の調査対象である、5年間の婚約期間を経て破棄してきた彼は、唯奈さんが夜の店で働いていたときに知り合ったそう。

「彼は超大手企業の三男坊で、かなりのイケメンなんですが、私と同じでオーラがない(笑)。エスカレーター式でそこそこの大学を卒業した後も、好きにしていたらしいんです。そこで芸能界に入って、俳優としての活動をしていました。でもそれを10年ほど続けてもモノにならなくて、挫折感を抱えていた時に私に会ったんです。似た者同士で話は尽きることがなく、本当に毎日が楽しかったです」

交際1年目に同棲を開始するのにあたり、彼は「結婚しよう」とプロポーズ。

「こっちはうれしくて、すぐにでも入籍したかったのですが、彼は“親が許してくれないので、まずは婚約しよう。3年時間をくれ。親を説得する”と。彼の両親が私との結婚を大反対していたそうで…。離婚歴があって、幼い頃から芸能界にいる女性はダメだというのが理由でした」

婚約期間中は家政婦状態だった

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