コラム 入社時に一度だけ…片思い8年の同期、メガネ美人が抱える片思いの行方【浮気事件簿・前編】

横浜の探偵・山村佳子が調査した男と女の浮気事情。そこからわかる恋愛の表と裏を読み解いていく連載です。

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8年前に深い関係になったパリピ風の同期

今回の依頼者は、優里さん(仮名・30歳)です。大手食品関連会社に勤務しているキャリア女性。2.5次元舞台と男性アイドルがお好きのようで、アクリルキーホルダーと缶バッジをつけたバッグをお持ちでした。

ボブヘアに黒メガネで、ゆったりした服装をしていますが、メガネを外した時に、整った顔立ちだとわかり、ハッとなってしまいました。私が「イメージが変わりますね」と言うと、「よく言われます。私もそう思います(笑)。自他ともに認める“メガネ美人”なんですよ」と冗談めいて言うほど、コミュニケーション上手。

ただ、お話が楽しい依頼者さんは、本当の悩みをなかなか表に出さないことが多いことも多いので、話しやすい雰囲気を作りました。

優里さんはおもむろに「依頼内容と言うのは、同期の男性についてです」と言って、パワポにまとめたその男性の資料と3枚の写真を私に見せてくれました。

1枚目は隠し撮りしたのでしょうか、スーツを着ているオフィスでワンシーン。2枚目は優里さんと肩を組んで笑っている居酒屋での風景、3枚目はバーベキューで肉を焼きながらピースをしている写真でした。

同期の男性は容姿端麗で筋肉質で、パリピっぽい雰囲気もどこかにある、モテそうなタイプ。私が「普通に仲が良さそうですね」と言うと、

「私、この人とのワンナイトをこじらせているというか…。8年前に新卒で入った時に、この同期と1回だけ関係を持ったことがあるんです。酔っていたし、たぶん私から誘ったんだと思います。同期もここまであか抜けていなかったんですよね。地方大学出身同士で親密になって、若さもあって…」と自分に言い聞かせるように話してくれました。

その後、この男性は広告関連の部署に配属され、みるみるあか抜けて行った。

「カッコよくて、仕事もできる。いろんな人に気配りができて優しい。だからみんな彼のことを好きで、それに応えるうちに、彼自身がどんどん偉くなっていったんです」

この男性がいかにステキであるかの話は続きました。とはいえ、優里さんには、恋をしていたり、執着しているような女性特有の真剣みと熱がありません。

彼が結婚するかどうか、彼女がいるかどうか知りたい

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