コラム 愛がない結婚をしたらどうなった!? ある専業主婦の苦悩の日々【浮気事件簿・前編】

横浜の探偵・山村佳子が調査した男と女の浮気事情。そこからわかる恋愛の表と裏を読み解いていく連載です。

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20代後半、結婚に焦りまくっていた

今回の依頼者は、専業主婦の唯奈さん(仮名・32歳)です。その若さでありながら、見た目は10才以上も上に見えるほどやつれています。白髪も目立ち、ほっそりした体型のせいか、手のしわや指の関節が目立ちます。

顔立ちは整っており、とても品のいい女性なのですが、生活に追われている…という印象を受けました。思わず「どうかなさいましたか?」と聞くと「ありがとうございます」と何も言わずに泣き始めてしまいました。

落ち着いてからお話を伺うと、「主人が本当に大変な人で」と話し始めました。

「そもそも、結婚したのが間違いでした。私が結婚に焦っていたことが発端です。3年前に結婚した当時、私は短大卒で仕事も特にやりがいをみつけられずにいました。地元の友人や知人が25~6歳で結婚して子供もいたり、うちの両親も孫が欲しそうなそぶりを見せたりしていたので、本当に焦っていたんです」

そこで、唯奈さんは合コン、街コンなどに参加して、婚活にいそしんだそう。

「当時、勤務していた会社に付き合っていた人はいたのですが、収入が低いので共働きになってしまう。小さい頃から“この子はキレイだからきっと玉の輿に乗るね”と言われて育ってきてしまったので(笑)、どうしても年収1千万円以上の男性と結婚したかったんです。今思うと超昭和な考え方ですが、その時は全く周りが見えていませんでした」

好条件の男性と出会っては、深く考えずに好きという感情だけで突っ走ったり、LINEをしまくったり、イメトレと言う名の妄想をしまくっていたといいます。

「当時は、彼氏をキープしながら、外資系金融とか経営者とか、そういう人ばかりを狙っていました。カッコよくて、自慢できて、一緒にいるとドキドキする。もちろん高収入で車もマンションも持っている人と結婚したかったんですが。そういう男性は競争率がすごく高くて、並み居る美女を蹴落として本命彼女の地位を得たこともあったんですが、その後浮気されて終わりました」

そのうちに、付き合っていた地味な彼にも、婚活をしていることがバレてしまったそう。

「今の主人と結婚してから思うのは、その彼氏と結婚しておけばよかったなということです。地味で一途、一緒にいるとホッとして優しい人でした。それなのに私は、今の主人を選んでしまったんです」

唯奈さんの夫は、IT関連会社の社長で10歳年上の42歳。筋肉質で目力が強い男性で、ハデなイタリアブランドのスーツを着ており、写真からもギラギラ&ドヤドヤな雰囲気が伝わってきます。

「妻は家政婦。俺が死んだら財産はオマエのモノ」

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